新潟市の消費者物価指数、前月比0.4%上昇 菓子類や乳卵類など値上がり影響

新潟市消費者物価指数の推移 新潟県報道資料より

新潟市の2023年3月の消費者物価指数は、前月比で0.4%上昇、前年同月比で2.9%上昇した。主に、菓子類や乳卵類、野菜や海藻などが前月から値上がりし、ガス代や電気代は値下がりした。

新潟県が4月28日、新潟市における消費者物価指数(2020年基準)の2023年3月分速報値を発表した。同統計は、総務省統計局が行っている小売物価統計調査の調査票情報を基に県が独自集計したもの。なお、総務省統計局の公表資料では原数値と季節調整値を使用しているが、県統計の数値はすべて原数値を使用している。

それによると、新潟市の2023年3月の消費者物価指数は総合指数(2020年平均を100とする)で103.7となり、前月比で0.4%の上昇前年同月比で2.9%の上昇となった。

前月からの動きをみると、「光熱・水道」の項目が1.3%下落したものの、「食料」の項目が1.4%上昇した。これにより、総合で前月に比べ0.4%の上昇となった。

なお、生鮮食品(生鮮魚介・生鮮野菜・生鮮果物)を除く総合指数は103.4となり、前月に比べ0.4%の上昇、前年同月に比べ2.8%の上昇となった。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は102.5となり、前月に比べ0.6%の上昇、前年同月に比べ3.7%の上昇となった。

前月と比較して上昇した主な項目としては、チョコレート、ビスケット、ケーキなどが値上がりした「菓子類」(対前月比4.2%増)、鶏卵、ヨーグルト、バターが値上がりした「乳卵類」(同5.3%増)、トマト、かぼちゃ、はくさいなどの値上がりした「野菜・海藻」(同1.7%増)。一方で、「ガス代」(同3.7%減)、「電気代」(同0.6%減)、「シャツ・セーター・下着類」(同0.9%減)は前月から下落している。

前年同月と比較すると、さけ、塩さけ、魚介漬物などが値上がりした「魚介類」(対前年同月比21.2%増)のほか、「生鮮魚介」(同20.2%増)、「外食」(同9.4%増)、「調理食品」(同9.4%増)が上昇。「電気代」(同12.1%減)、「自動車等関係費」(同0.4%減)などが下落している。

 

【関連リンク】
総務省統計局 消費者物価指数(CPI)

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