NIIKEI編集部発「今週の主なニュース」(5月1日から7日)

新潟空港にベトナムからの旅行客が到着 コロナ禍以降初の国際線チャーター便 

 

経済

5月3日

【決算】アクシアル リテイリング(新潟県長岡市)が増収経常増益 売上高は連結会計年度として過去最高を更新

新潟空港にベトナムからの旅行客が到着 コロナ禍以降初の国際線チャーター便(動画あり)

東京商工リサーチ新潟支店が2023年4月度の県内企業の倒産状況を発表、企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は5件

 

政治・行政

5月1日

「多くの人に妻有(つまり)の魅力を知ってもらいたい」新潟県十日町市の関口芳史市長が会見

 

社会

5月1日

【週間BOOKランキング】書籍売上トップ3(4月23日~4月29日)ジュンク堂書店新潟店(新潟市中央区)


5月2日

表参道・新潟館ネスパス 物産販売「新潟・食楽園」売り上げベスト5(2023年4月度)

【GWおすすめ企画】新潟ふるさと村・バザール館、おみやげ売り上げランキング


5月6日

歴代牧野家トノ 尊顔が復元される 6日から長岡まちなかキャンパスで展示(新潟県長岡市)

【長岡新聞】全国の有名産地が出品 チャリティー全国大陶器市 千秋が原ふるさとの森で開催

 

編集部ピックアップ

5月1日

「あと15年で労働力人口は約8割に。地域外人材の副業・兼業で新潟の未来を開く」(特定非営利活動法人しごとのみらい 理事長 サイボウズ株式会社勤務 竹内義晴)

5月2日
https://www.niikei.jp/711634/

5月4日

【写真コラム】晴天のもと、アウトドア体験を楽しむ人で賑わう万代シテイ(新潟市中央区)


5月5日

【写真コラム】全国の「食」を支える大切な作業、GWの新潟県内で田植え作業が進行中

 

編集後記

 

「NIIKEIキシャメシ」のコーナーがスタートして既に2カ月。少なくとも週に1度は「食」に関する記事を書くようになったわけだが、「食に関しては、私たち―団塊ジュニア世代(今の50~60歳前半くらい)が最も”意識が低い”のではないか」と感じることが多くなった。

近年、加工食品のマーケティングで主軸となってきたのは「フリーフロム」のコンセプトだ。「グルテンフリー」や「シュガーフリー」のように、特定の品目、成分を含まない製品を指して「フリーフロム製品」などと使うのだが、小麦粉や砂糖にとどまらず卵、乳成分、一切の添加物など「〇〇が入っていない」「〇〇を使っていない」という製品または製品群である。フリーフロムは今や、食品だけでなく洗剤や衣料品、建材など全ての分野で反映されていると言っても良い。もともとは「アレルギー」への対応策から生まれた考えで、欧州の若い世代から需要が高まったと言われる。フリーフロムの延長線にベジタリアンやヴィーガンなど、さらに「縛り」のキツいものもある。日本の大手流通ではイオン系列がフリーフロムの分野でリードしてきた記憶がある。

今の若い世代、10~20代まではフリーフロムの考えがしっかり根付いている。特に添加物に対しては敏感で、よりナチュラル志向が高い。アレルギーまで行かなくとも自分の身体が受け付けないもの、気になる成分に対し敢えて摂取を控える人がほとんどで、自分の身体に入るもの、触れるものなどにちゃんと留意して取捨選択ができることに感心する。考えがはっきりしているし「正しい教育を受けてきたのだなあ」というリスペクトがある。

コマーシャルの世界を見ても私たちの若い頃は「〇〇に〇〇が入りました」や「〇〇配合」と言った「入っている」ことを売りにしたコピーが目立ち、今とは全く逆だった。日本が高度成長を終えて世界でも有数の豊かな国になり、「何でもあること」を謳歌していた飽食の時代には「足し算のコマーシャリズム」が有効だったのだろう。これより上の世代は、日本の伝統的な食文化に慣らされていて、逆にナチュラリズムが浸透している印象で、今日本で一番人数の多い団塊ジュニア世代が最も意識が低いと感じる。
そういうことを総合的に考えると「今の若い人は食べ物に好き嫌いが多い」とか「酒を飲まなくなった」という団塊ジュニア層の意見には耳を貸す必要がないなと考えるようになった。「いらないものはいらない」という若い世代の考え方のほうが、思考停止していない上にシンプルでかっこいいと思う。

(編集部・伊藤直樹)

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