【NIIKEIキシャメシ】5月13日 全国のラーメン愛好家は必ず行くべき! 新潟県長岡市「麵の風 祥気」(新潟県長岡市)

連日、行列ができる。この日は時間帯が早かったためか、あまり待たずに済んだ

本日は、新潟県長岡市寺島町にある『麵の風 祥気』である。昼時には、毎日長蛇の列ができる知る人ぞ知る名店だ。同店は『ミシュランガイド新潟2020特別版』のビブグルマンにも掲載されている。こちらの一番人気のラーメンは、鶏のうまみたっぷりの澄んだスープが特徴の「しおそば」である。豚を一切使わず、鶏ガラと煮干しでだしを取っており、すっきりとした上品な味わいが、女性にも支持されている理由である。一方、同店のこだわりぬいた「自家製ジャンボ餃子」も根強いファンが多い。通常の餃子と比較してもかなりの大振りで、モッチリとした厚めの皮に包まれたジューシーな餡からたっぷりの肉汁と共に旨味が溢れでる。今回は取材前ということもあり、「しおそば」のみにした。

あらかじめ並ぶことがわかっていていたので、少し早めに店へと向かい、待つこと30分弱。人気店としては、割と早めに入店することができた。さっそく注文する。大将とスタッフ2人ほど。ホールの女性スタッフを合わせて5人で店をまわしている様子だ。回転率が良いためか、大変手際が良い。そんなことを観察しているうちに、早速注文したラーメンが目の前に現れた。

その麺は、加水が高めで細微ウェーブがかかった独特の形状を持つ。食べるとつるつるプリプリした食感が心地良い。彩り豊かな具材が美しいビジュアルを演出している。見た目だけではなく、香りも楽しませてくれるこの一杯。目の前に運ばれた瞬間、鶏油がたっぷりと入っていることがわかる。しかし、その香りはしっかりと鶏本来のもので、食欲をそそる。

スープは「鶏と水」をベースにしたシンプルな味わい。最初の一口で、じわじわと広がる旨味が感じられる。塩ダレには貝も使用されているらしいが、貝の味は主張しすぎず、スープに溶け込んでいる。このスープは、塩好き鶏好きにはたまらない逸品だ。「これは、うまい!」

具材は、ねぎ、小松菜、穂先メンマ、柚子片、鶏チャーシューで構成されている。ねぎは緑色が混じり、斜めに薄く切られている。一つ一つの具材が独自の個性を持っていて、しっかり自己主張している印象を受ける。小松菜は、軸が主体でシャキシャキとした食感。穂先メンマは、味付けが控えめで塩と相性が抜群だ。

鶏チャーシューはモモ肉を使用し、柔らかくふっくらと仕上げられている。鶏塩ラーメンには最適なチョイスだ。やはり、鶏はモモ肉が美味しいと改めて実感する。麺量は約150gで、食べ応えがある。全てを完食完飲して満足感に包まれる。

4月12日には、長岡市堀金に「川崎店」もオープンした。吹きすさぶ「麺の風」はその勢い、留まることを知らない。

黄金に輝く一杯に思わず唸り声をあげる

澄み切ったスープの色。一目見ただけで、「これはおいしい」とわかる

 

麺の風祥気本店

長岡市寺島町729

営業時間 11:00~15:00 17:00~20:00

月曜日定休

(編集部・Y)

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