【写真コラム】新潟市・北方文化博物館の大藤棚ライトアップ、観覧の人々も息を呑む妖艶の美
新潟市秋葉区の北方文化博物館(豪農・伊藤文吉邸宅)の樹齢150年大藤棚がGWに最盛期。4月29日からは今年も夜間のライトアップが開催され、多くの観覧客で賑わっている。
2023年は開花が早く、例年は5月初旬から中旬が見ごろになるところ、4月末には既に満開を迎えた。
樹齢150年の大木(幹まわり1m60㎝以上)からなる藤棚は、見事な「薄紫のカーテン」を織りなすと同時に甘やかな香りを放ち、見る者を陶然とさせる。闇にライトアップされて浮き上がるその姿は、まさに幻想の世界だ。
藤棚の規模そのものも魅力だが、昔のたたずまいがそのまま残された豪農の館を背景とした、まるで一枚の絵画のような風景は、見た人の心にとどまり続ける。有名な足利フラワーパーク(栃木県)の藤を抑えて「じゃらん・全国藤の花スポット人気TOP5」の第1位(2023年3月29日現在)となったのもうなづける艶姿だ。
藤の花は人気アニメ「鬼滅の刃」で「鬼が忌避する花」として多く登場し、話題になった。「悪鬼退散」の花となれば、このご時世にまさに縁起物だと言える。
北方博物館、藤棚のライトアップは5月8日まで。
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