【第1四半期決算発表】遠藤製作所(新潟県燕市)、原材料高などで各事業が減益に
株式会社遠藤製作所(新潟県燕市)は5月10日、2023年12月期第1四半期決算を発表した。
売上高は38億9,200万円(対前年同四半期増減率12.0%増)、営業利益は2億7,900万円(同52.3%減)、経常利益は3億800万円(同55.0%減)、親会社株主に帰属する純利益は1億8,900万円(同68.2%減)で増収減益となった。
セグメントごとの経営成績は、下記の通り。
ゴルフ事業
ゴルフ事業については、国内でのゴルフ場利用者数およびゴルフ人口の回復の状況が見られた。このような状況のもと、遠藤製作所は生産の増強および品質の維持を実施し、安定供給に努めたという。
この結果、売上高18億3,400万円(前年同期比10.5%増)となったが、原材料高および為替などの影響もあり営業利益3億5,100万円(同27.1%減)となった。
メタルスリーブ事業
メタルスリーブ事業は、DXの進展による複合機需要の低下や複合機市場の半導体不足による生産調整の影響があり売上高1億8,700万円(前年同期比32.5%減)となった。
また、生産の効率化による原価の低減に努めたものの、原材料高などの影響があり、営業損失1,500万円(前年同期は5,200万円の営業利益)となった。
鍛造事業
鍛造事業については、タイ自動車生産市場は堅調に推移しており、遠藤製作所は製品の安定供給および品質の維持、原価の低減対策などに努めたという。
この結果、売上高18億7,000万円(前年同期比21.6%増)となったが、原材料高およびエネルギー価格等の高騰の影響があり、営業利益9,000万円(同49.4%減)となった。