JA全農が中国最大の穀物・食品企業の中糧集団有限公司へ新潟県産コシヒカリを輸出
JA全農は20日、輸出事業を担う子会社のJA全農インターナショナル株式会社が、従来からの取引先で、中国最大の穀物・食品企業である中糧集団有限公司(COFCO)発表の新ブランド「KING FOOD」向けに、新潟県産米を輸出したと発表した。
「KING FOOD」は、COFCOが中国に輸入する日本産・タイ産・カンボジア産といった米の新ブランド。
日本産米の初回輸出数量は48トンで、すべて新潟県産米となっている。輸出予定日は22日。中国の端午節(2021年6月12〜14日)に中国全土の小売店などで販売される予定。
COFCOは、今年4月19日に中国・北京で日本産米を含む輸入米新ブランド「KING FOOD」の発表会を開催した。発表会ではJA全農インターナショナル株式会社の代表取締役社長瀬戸二郎氏による新ブランドへのメッセージ動画が披露され、「中国においても、日本産米は柔らかな食感と香りの良さなどから人気を博しており、“KING FOOD”ブランドにふさわしい商品であると考えています。私ども全農グループは、COFCOの「KING FOOD」ブランドとともに最高の日本産米を中国の消費者にお届けします」とコメントした。
なお新潟県のホームページによると、平成 30年度の県産米の輸出実績は4,501トンとなっている。