【決算発表】過去最高益を更新、新潟放送(BSN、新潟市中央区)、システム関連事業が好調

新潟放送(BSN)

株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)は5月11日、2023年3月期決算(連結)を発表した。

売上高231億2,000万円(対前年同月比9.8増)、営業利益16億7,100万円(24.5%増)、経常利益18億5,200万円(同28.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9憶5,800万円(同17.1%減)となった。営業利益、経常利益、当期純利益ともに、過去最高を更新した。

各事業のごとの業績は下記のとおり。

 

放送事業

放送事業においては、ラジオ収入は、タイム出稿が前期と比べ苦戦し、スポット出稿は県外支社を中心に堅調に推移したが、売上高は前期に届かなかった。また、テレビ収入は、新型コロナウイルスの影響が収束に向かう半面、世界情勢の不安と物価上昇が大きく影響し多業種にわたりスポンサーの広告活動が鈍り、とりわけ収益の柱となるスポット出稿が伸び悩み、前期に及ばなかった。

一方、その他の収入においては、感染症対策のイベント入場制限が徐々に緩和される中、プロ野球公式戦、コンサートなど開局70周年記念事業を展開したことで、前期の収入を上回った。

この結果、売上高は57億5,100万円(前期比0.4%減)となり、営業利益では2億4,200万円(前期比13.3%減)となった。

 

システム関連事業

システム関連事業においては、首都圏開発案件や公共分野における制度改正・法改正案件を順調に受注した。また、重要な子会社として、システム関連事業に1社が追加となったことで売上、利益共に前期を上回る結果となった。

この結果、売上高は162億7,800万円(前期比13.5%増)となり、営業利益は13億6,000円(前期比36.9%増)となった。

 

建物サービスその他事業

建物サービスその他事業においては、不動産収入で、新たに取得した収益物件により増収となった。施設管理部門では、事務所ビルの契約変更による減収要因はありましたが、新たに総合病院や事務所ビルの管理業務を受託したことや、管理受託先の空調設備更新工事、外壁サイン工事などの大型案件を受注して増収となった。

利益面では、工事資材の高騰による仕入れ原価の増加や人件費などの増加はあったが、効率良く業務を行うことで社内コストの削減を図り利益確保に努めた。

この結果、売上高は16億8,100万円(前期比11.5%増)となり、営業利益は7,500万円(前期比12.2%増)となった。

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