【長岡新聞】鎮魂を祈り慰霊碑広場を清掃、ガ島・ビルマ方面の戦没者を慰霊、「ソロモン会」も参加
ウクライナでは、ロシアの侵攻によって戦争が続いている。そんな中、太平洋戦争の激戦地、ガダルカナル島とビルマ(現ミャンマー)方面での戦死者を祀る慰霊碑広場「平和を祈る杜」(西片貝町)で2日、「百閒堤広場清掃」が行われた。
慰霊碑保存会(小林源四郎会長)の会員と、遺骨収集に取り組む全国ソロモン会の長野県や魚沼市からの会員4人が参加し、計15人が汗を流した。同会は年2回の清掃と慰霊祭を続けている。
今年は50回目の追悼法要
毎年、雪解け後は落ち葉が広場を埋め尽くす。道路と側溝にも大量にあり、取り除くには大変な手間がかかる。さらに今年は、雪の重みによって杉の枝折れが多い。電動のこぎりでの伐採に追われている会員もいた。
小林会長は「ソロモン会から参加してもらって感謝している。9月に実施する今年の追悼法要は第50回の『記念追悼法要』である。コロナ禍前に戻って、新潟県、長岡市等から来賓を迎える。盛大に執り行いたいと準備している」と意気込みを話した。
広場入り口には説明看板があり、「今も、国際情勢は予断を許さない緊張状態にあります」と書かれている。平成30年9月という日付があるが、「今」では、とても重い言葉に響く。次回の清掃は7月を予定している。
【長岡新聞 2023年5月18日付】