「新潟を世界に広げるのに素晴らしい人」福田会頭、新潟経済同友会の新筆頭幹事の吉田氏に期待
新潟商工会議所の福田勝之会頭は5月22日、新潟市中央区において定例記者会見を行い、新潟経済同友会の筆頭幹事に株式会社新潟クボタの吉田至夫代表取締役社長が選出されたことについて、所感を述べた。
福田会頭は、「(シンガポールなど)海外展開をされているし、新潟県の主要産業である農業にも関係されているので、新潟を世界に広げるには素晴らしい人。農業がどちらの方向に向かっていけばいいかもご存じ。新潟にとっては非常に頼りになる代表だと思う」と話した。
新潟経済同友会は4月26日に総会を開き、2016年から筆頭幹事を務めていた株式会社ハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)の山本善政代表取締役会長が退任し特別幹事に、また、新たな代表幹事に株式会社スノーピークの山井太代表取締役会長兼社長執行役員が就任することが決定した。
また、記者から、県内中小企業の賃上げ状況をどのように見ているかという質問が上がった。福田会頭は、「(中小企業が)賃金を上げるのは難しいと思うのだが、自分の商品の価格転嫁をしていきましょうというのが我々の立場。(そのためには)大企業がある程度腹をくくって、一緒になって(利益を)分かち合う形が正しい資本主義だと思っている」と話した。
続けて、霜鳥雅徳副会頭がマイクを握り、「今春の春闘に限って言えば、中小企業は結構頑張ったと思う。全国的に上げようというムードがあったし、ここで上げなければ人材確保ができないということがあった。問題は、この頑張りが来年まで続くかは、全体の仕組みが作れるか作れないかだと思う」と述べた。
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