【独自】人気アウトドアブランド「モンベル」(新潟県妙高市)が売り上げ計画比2倍と好調、数年後年商1億円目指す
今年1月1月から冬季休業していた新潟県妙高市の道の駅あらいの通称「第2道の駅」に、4月28日にオープンしたアウトドアブランド「モンベル」のショップが好調だ。
「モンベル」などが入る「フィールド妙高」は第3セクターの株式会社妙高ふるさと振興(妙高市)が指定管理者で、株式会社ひだなん(妙高市)がパートナー企業を務める。「モンベル」はオープン後のゴールデンウイークに売り上げを伸ばし、オープンから1か月弱で、売り上げは計画比2倍と好調を維持している。売り場面積は約40坪。40代、50代の客が多く、シャツやズボンが売れ筋だという。
これまで上越地域には本格的なモンベルショップはなく、上越地域の客は新潟市や長野市の店舗に行くしかなかったが、妙高市に開設されたことで地元のモンベルファンが来店していると、ひだなんでは見ている。
また、登山シーズンスタートとなる6月下旬から7月からは登山客用に靴やレインウエアの品揃えを拡充する。初年度売上高は7,000万円から8,000万円を見込んでおり、将来的には年商1億円を目標にしている。
国際自然環境アウトドア専門学校(妙高市)を卒業している妙高市の元地域のこし協力隊の諸岡龍也さんも店員を務めており、自身の知識を活かしている。
なお、「モンベル」のブランド名は「美しい山」を意味するフランス語。株式会社モンベルの創業者である辰野勇代表取締役会長と、ひだなんの炭田秀昭代表取締役は20代のころに穂高岳(長野県松本市、岐阜県高山市)を登山中に知り合った仲。その縁でモンベルショップの誘致に成功したという経緯がある。
(文・撮影 梅川康輝)
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