燕三条への移住体験ができるゲストハウス「welcome Me. inn」がオープン、一ノ木戸商店街(新潟県三条市)【動画あり】

一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクトは5月27日から、一ノ木戸商店街(新潟県三条市)の複合交流拠点「三-Me.(ミー)」にゲストハウスをオープンする。地域のコミュニティである商店街の中という立地や、ホストとの交流で移住体験ができることを特徴とする。

「三-Me.」は、2014年ごろから空き家となっていた元店舗兼住宅の建物を整備した施設で、2月12日に1階部分のチャレンジショップを先行してオープンしていた。今回は、2階部分をゲストハウス「welcome Me.inn」として新たに提供開始。「三-Me.」には三条市へ移住してきた地域おこし協力隊が入居しており、彼らがホストとなる形だ。

「welcome Me. inn」は、和室8畳2間で1組(最大6人)が宿泊可能で、風呂、トイレ、キッチンなどは住人と共用。なお、キッチンには地元製のツールやカトラリーを揃える。一ノ木戸商店街に立地することから、飲食店などへのアクセスは良好で、また、地域コミュニティの中へ身を置く体験や、同地はアニメの舞台になったことなどから「聖地巡礼」の観光への需要にも応える。

「welcome Me.inn」内の一部屋

「welcome Me.inn」には1組最大6人が宿泊可能

一方で、燕三条への移住希望者もターゲットとし、ホストの移住者(地域おこし協力隊)との交流で、実際の体験談やアドバイスを聞けることも特徴だ。また、1階には移住支援サービスのきら星株式会社(新潟県湯沢町)の事務所が入居。同社コンシェルジュと、移住へ向けた本格的な相談も可能となっている。

現在ホストを務めるうちの1人である平野彩音さんは三重県の出身。元々空き家活用について興味があり、「大学の地域実習で南魚沼市へ来た際に、燕三条空き家活用プロジェクトの活動を知って、三条への移住を決めた」と話す。

三条の印象について聞くと「私のように外から来た人でも暖かく受け入れてくれる。まだ(4月に移住して)右も左も分からない状態だが、面白い人や美味しい店など色々と教えてもらっている」という。また、「受け入れ態勢が整っている印象もある。来て(移住して)終わりではなく、移住後も地元の団体や行政が気にかけてくれるため生活しやすい」ようだ。

「welcome Me.inn」の利用は、宿泊サイト「Airbnb」などから。利用料は1人1泊あたり3,000円と、別途備品費500円(/人・泊)の計3,500円(税込)。チェックインは13時から17時で、チェックアウトは10時まで。

「三-Me.」 外観

「三-Me.」1階

1階に出店するGABBY GABBYのプリン 1階のチャレンジショップではプリンや古着の販売のほか、フリーラウンジの営業も行っている

 

【関連リンク】
三-Me. webサイト

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