新潟市児童相談所で職員が児童の頭を叩く事案が発生、食事マナーの注意従わず

新潟市児童相談所は5月23日、一時保護所において職員が児童の頭を叩く不適切な対応があったと公表した。同所では事案の発覚以降、当該の職員を児童対応させていないほか、児童と保護者へ状況説明と謝罪を行った。

事案の発生は4月16日。一時保護所の食堂で、職員1人が児童に対して食事マナーについて口頭で複数回注意したが改善しなかったことから、再度注意する際に同児童の頭を平手で1回叩いたという。なお、児童に怪我はなかった。また、食堂には別の職員1人と小学生以上の児童18人が居た。

今回の事案について、新潟市こども未来部こども政策課が調査した結果、当該の児童からの聞き取りでは「(同じ職員から)過去に2回軽く叩かれたことがあった」と発言があった。また、児童を叩いた職員からは「(今回の事案以外にも)過去に同児童を注意した際、手が出たかもしれない」と発言があったという。一方で、一時保護所の他の職員と、当日に食堂に居合わせた児童からの聞き取りでは、これまで同様な事案を見聞きしたという発言はない。

新潟市児童相談所では再発防止に向け、児童への対応方法の再確認と共通認識を深めるほか、児童が安心して相談できる環境の改善を図っていくとしている。

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