「伝説のスタ丼屋 新潟駅南店」フランチャイジーの杏 (新潟市中央区)が破産開始決定、 県内92番目の新型コロナ関連倒産
東京商工リサーチ新潟支社によると(株)杏(新潟市中央区、設立2017年11月、資本金100万円、長谷川広志社長、従業員3名)は5月15日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には江花史郎弁護士(にいがた駅前法律事務所)が選任された。負債総額は約5,900万円。
同社は2016年7月にフランチャイズ契約を結び、「伝説のすた丼新潟駅南店」をオープン。2017年11月には法人化を図り、フランチャイズ本部による経営支援や商品力の高さで相応の集客を得ていた。また、デリバリーサービスも行い、2022年10月期は約5,800万円の売上高を計上していた。しかし、既往から採算的に恵まれない状況にあったほか、デリバリーサービスの開始で経費負担がかさみ、厳しい経営環境が続いていたため事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは92件目。