新潟県の花角英世知事が新型コロナウイルスの「5類感染症」移行について言及、県民への呼びかけも
新潟県の花角英世知事は5月25日に新潟県庁で定例記者会見を行い、5月8日から感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)上の「5類感染症」に移行した新型コロナウイルスについて言及し、新潟県内の感染状況に関する所感などを語った。
新潟県が5月8日から5月14日までの間に実施した新型コロナウイルス感染症の定点観測のデータによると、新潟県内では前週(5月1日から5月7日までの観測に比べ)微増という結果になった。
花角知事は、「15日から21日の発表分になるが、朝報告を受けた数字では若干増えている状況で増加傾向ではあると思う。入院者数や中等症の患者数も多少の変動があるようだ。しかし、直ちに医療に影響があるひっ迫した状況ではないと認識している。引き続き、状況を注視していく必要がある」と話した。
続けて、「県民には5月8日の感染症法上の位置付けが変わった時にも伝えたが、発熱などの症状があり体調が悪い時には抗原検査キットでチェックしてもらって、陽性の場合には外出を控えてほしい。症状が軽ければ自宅で療養するなどの感染拡大防止に気をつけて頂きたい」と呼びかけた。