新潟県燕市と新潟運輸が包括連携協定、災害時支援や市をPRするラッピングトラック運行など予定
新潟県燕市は25日、新潟運輸株式会社(新潟市中央区)と地方創生などを目的とした包括連携協定を締結した。同社が自治体と包括連携協定を結ぶのは初めて。今後、市の魅力発信や災害時の支援などに関する分野で連携し、10月からは燕市をPRするラッピングトラックの運行も開始する。
今回の連携協定は新潟運輸の創業80周年の記念事業で、今後燕市とは、同市の魅力発信や市政PR、災害時における支援物資の配送・保管、集配時における地域の見守りなどの広い分野で協力していく。
また10月からは、燕市をPRするラッピングトラック1台を運用開始する。燕市のご当地かるた「つばめっ子かるた」の図案から、子供や子育てに関するイラストが4トン車の荷台を彩る。燕市の鈴木力市長は「燕市は今年から第3次総合計画が始まり、中でも『子育てするなら燕市で』と評価されるような取り組みを進めている。今後このトラックが県内・市内を走ることで、燕市をアピールできれば」と期待を込めた。
新潟運輸の坂井操代表取締役社長は「弊社も燕市に支店があるので、80周年の節目に恩返しをしたいと考えた。これをきっかけに、市町村とともに色々な形で邁進していきたい。それが、燕市の市民と企業の発展につながればと思っている」と話した。
新潟運輸では今後も、新潟市など支店がある県内市町村と協定を結んでいく予定。