新規5組を加えた28組が大空で雌雄を決する凧合戦へ
6月3日、4日に三条防災ステーションで行われる三条凧合戦の新組お披露目と組み合わせ抽選が5月21日に行われた。
昨年、新設させた5組に加え今年もさらに5組が追加され総勢28組となった三条凧合戦。新設された5組の代表が挨拶を行い、組を結成した経緯や合戦への思いを語った。
代表の武田さんは「燕市から参りました飛燕三舞会と申します。幼少期から三条には来ることが多かったのですが、大人になって改めて地域の出来事や見え方が変わってきました。その中で昨年、見学にきたこの凧合戦はかなり感動しました。大人が本気になって凧をあげ、勝負事に一喜一憂する姿を見て是非参加したいなと思いました。まさか自分で組を作るとは思っていませんでしたが(笑)。凧のモデルは燕市の春のイベント花魁道中から着想を得て、花魁を描かせてもらいました。みなさんと一緒に凧を楽しみたいと思います」と語った。
協会役員の山中さんは「白朗会は三条商工会議所青年部のメンバーで作った組です。白朗会の名前の由来は小日向白朗という中国で馬賊の捕虜になった後、自らが馬賊王にまで登り詰めた三条市出身の方から名前をつけました。名前は強そうなんですが、私たちのチームはほとんどが素人です。まだ練習の成果も出ないかもしれませんが、兄弟組の大町組の方々からは楽しみながら教えていただいているので、このチームを通して皆さんと交流を深め、楽しんで参加させていただきたいと思っています」と語った。
協会役員の金子さんは「本来であればCANDLE JUNEさんが代表をつとめているのですが、本日は代理として協会役員の私がこの場に立たせていただいております。私たちは福島と東京と新潟のメンバーで結成されております。昨年度立ち上げた福ノ島会のメンバーが増えたため、今年も新たに福ノ島組として新組を結成させていただきました。私たちは三条凧合戦以外でも、三条凧協会の皆様や先輩組の皆様と一緒に福島県で3.11イベントや月命日で凧をあげさせていただいております。これからも三条市はもちろんですが、県外でも三条凧合戦の魅力をたくさん伝えていけたらなと思っております」と語った。
代表の今井さんは「我が部は「凧揚げをやってみたいという!」という同志が私の周りに多く、それならばと発足した会です。なかなか申込を考えているうちに時間が過ぎてしまい、部の名前をちゃんと考える時間があまりありませんでしたので、今井畳店凧揚げ部というストレートな名前が決まりました。看板凧のモデルは真田幸村。知恵と勇気で初心者ですが、頑張って楽しんでやっていきたいと思います」と語った。
代表の太田さんは「協会始動のもと一般参加型の凧組となります。私は協会企画広報部部長として組頭を勤めさせていただきます。合戦当日までに受付をしていただいた一般参加の人たちに集まっていただき、実際に合戦を体験してもらう凧組となっております。ただし、一般参加ということで当日お客様が来ない可能性も十分にございます。そういったときは参加している凧組で、人数が多いところから有志を募り龍王組を構成し、一般参加の方がいらっしゃったら手厚くサポートさせていただくといったチームとなっております。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、30年ほど前に龍王組という一般参加のチームがあったということで、今回は復活という形になります。復活したこの組で30年前以上に盛り上げていきたいと考えています」と語った。
新組の発表の後には組み合わせ抽選会が行われた。各組の代表がくじ引きで赤組、白組を決め、当日の対戦スケジュールもこれをもとに発表される。
6月3日の9時から凧合戦が始まり、凧合戦2日目となる6月4日には三条マルシェの出店や凧揚げセレモニーなどのイベントも開催。
新型コロナウィルス禍を乗り越えた、三条 六角巻凧の大空での決戦を間近で体感して欲しい。
1日目 6月3日 三条防災ステーション
8:30 開会式
9:00 合戦開始
11:45 休憩
13:00 合戦開始
15:45 合戦終了
2日目 6月4日 三条防災ステーション
9:00 合戦開会式、セレモニー
10:00 イベント開始 アニメ Do It Yourself!声優イベント
10:30 アトラクション開始 和太鼓(きらきら保育園・三小相承会)
12:15 合戦開始
16:00 閉会式