「見たことがない景色だった」逸見代表、古町演芸場主催の「ふるまち縁のつどい」威勢のいい掛け声や太鼓演奏で大盛況(動画あり)

大衆演劇公演などを行う古町演芸場(新潟市中央区)は5月28日、新潟市中央区の古町通り6番町と古町演芸場において、神輿の練り歩きや、新潟の伝統芸能を披露するイベント「ふるまち縁のつどい」を開催した。

「ふるまち縁のつどい」は、新潟に所縁のある伝統や文化を、地域の人たちに触れてもらうことを目的に、古町演芸場が初めて開催したもの。地域の子どもたちにも普段あまり目にすることがない伝統芸能を触れて欲しいという想いから、華やかな「神輿のお練り」や「お菓子撒き」を行ったほか、小学生までの子どもを対象とした大衆演劇の無料観劇を実施した。

神輿お練りは、新潟県内全域のお祭りを中心に活動している神輿友好會の「新潟 炎斗會」、新潟万代太鼓「華龍」、大衆演劇の「一見劇団」が参加。威勢の良い掛け声とともに古町通り6番町に集まった観客たちを盛り上げた。

「ふるまち縁のつどい」、神輿のお練りの様子

古町通り6番町を神輿を担いで練り歩いた「一見劇団」と「新潟炎斗會」

新潟万代太鼓「華龍」が、神輿のお練りとコラボした

お練りとお菓子撒きに参加した新潟市内から訪れた女の子(小学3年生)は、「お神輿はみんなが頑張っていてすごかった。お菓子もたくさんもらえて嬉しかった」と笑顔を見せていた。

神輿に乗りお練りを盛り上げた一見劇団の古都乃竜也座長は、「お神輿のお練りは初めての事だったので貴重な体験をさせていただいた。新潟炎斗會や華龍、そしてお練りに付き合ってくれたお客さんからプレゼントをいただいた。この新潟という土地が素晴らしいとつくづく感じた」と語った。

同じく神輿に乗り盛り上げた、一見劇団の一見好太郎座長は、「少しでも古町が活気づいて昔に戻ってもらえたらと思いやらせてもらった。観客も担ぎ手になってくれたり、一緒に盛り上がってくれたので、今回やってよかった。これを機にたくさんの人に大衆演劇や日本の文化を知ってもらいたい」と話した。

お菓子撒きの様子

「ふるまち縁のつどい」を開催したふるまちモール6(古町通り6番町)

イベントを主催した古町演芸場の逸見友哉代表取締役は、「新潟に23年いるが、今まで見たことがない景色を見ることができた。神輿の様子やお菓子撒きはとても景気がよく、お客さんは喜んでいただいているようだった。古町通り6番町の皆さまにもアピールできたと思うので、今後協力して古町全体を盛り上げていけるきっかけになればと思う」とイベントを振り返った。

古町演芸場では定期公演のほか、さまざまなイベントを実施していく。7月15日からの3日間、新潟県民会館小ホールにおいて、古町演芸場外部公演「明和義人伝」の公演を予定している。「明和義人伝」は、江戸時代の新潟で起こった「明和騒動」を題材とした芝居で、2022年12月に古町演芸場で完成し披露され話題となった。初の古町演芸場外部公演となる「明和義人伝」に注目が集まる。

神輿のお練りを行った大衆演劇の「一見劇団」と神輿友好會「新潟 炎斗會」

(文・撮影 中林憲司)

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