長岡市4大学1高専の学生が大集合! Welcome party 2023が大盛況 留学生、地元企業も交えての交流
新潟県長岡市内にある4大学1高専に通っている学生同士の出会いや、交流を促進させようと、地元大学OBや父母会等の有志からなる長岡ウェルカムコミッティー(NWC)は5月27日、シティホールプラザアオーレ長岡アリーナでWelcome party 2023を開催した。留学生を含めた200人の学生が参加した。
会場には「フレンド」のイタリアンなど、長岡ゆかりのグルメが振舞われ、トチオンガ―セブンの登場や、ビンゴなどのアトラクションなども行われた。また、地元企業の特設ブースも設置され、学生らと各企業の交流の場も設けられた。
同NWC代表の曳田竜介さん(46歳)によれば、「コロナ禍で学生たちが大変苦労させられていると聞き、学生さんたちに出会いの場を設定した」という。各学生の所属大学ごとではなく、出身地ごとにテーブル席を用意するなど、大学間の垣根を超えて交流が行えるなど、交流しやすい環境づくりに考慮した。
「こういう機会があるからこそ、学生たちもいろんな活動を知ってもらえる。企業の方からも“次も呼んで欲しい”と、好評をいただいている。やって良かった」と、感想を話した。
モンゴル出身の長岡大学に通う3年生、ツェレンパゲマさん(21歳・女性)は、長岡市にやって来て、まだ1か月くらいだという。「学校でイベントのことを知り参加したが、楽しかった」という。「日本に来たのが初めて」と語るツェレンパゲマさんは、「ゴミの分別や、電気・ガス代の支払いなど、慣れていなくて大変」と語る。
一方、スリランカ出身で、長岡技術大学に通うオシャディーさん(29歳)は、東京での生活を経て、長岡市にやってきた。「長岡は美しいが、娯楽が少ない」と、少し残念そうである。
オシャディーさんと同じ大学の修士課程に通う片寄広夢さん(23歳)は、島根県松江高専の出身である。長岡市に来たのは、地元の高専から「進学しやすい条件が揃っていたから」だという。「企業の人たちと話ができて楽しい」と感想を述べた。その隣で談笑していた森田紗世さん(21歳)は、鳥取県の出身である。片寄さんと同じように、同大学に通う学部4年生だが、片寄さんとは今回のイベントで初めて知り合った。「将来は、新潟の企業に就職したい」と考えている。
さらに別テーブルで食事をしていた齋藤聡一郎さん(20歳)と斉藤壱さん(19歳)は、先輩と後輩の関係である。聡一郎さんは技大の3年生。一方、斉藤壱さんは、高専5年生である。
「他の学校の生徒が来るのが面白い。色々な学校の方と触れ合えてよかった」などと感想を語った。フレッシュなエネルギーに満ちた、楽しい交流会となった。
(文・撮影 湯本泰隆)