青果物卸・小売のカネタ樋口十三郎商店(新潟市中央区)が破産開始決定
東京商工リサーチ新潟支社によると、青果物卸・小売を手がける有限会社カネタ樋口十三郎商店(新潟市中央区、設立1977年5月4日、資本金500万円、樋口紀夫社長)は5月19日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には島垣哲平弁護士(弁護士法人とき法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は現在調査中。
1977年5月に設立された青果物卸売業者。近年は市場の仲卸業者から青果物を仕入れ、冠婚葬祭業者や割烹、飲食店などへの販売を主体に、不定期ながら店頭での小売も手掛けていた模様。
しかし、冠婚葬祭の小規模化に加え、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限で、会合や宴会なども自粛する流れとなり、割烹や飲食店向けの販売も低迷していたものとみられ、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは94件目となる。