受理した書類を放置・紛失した新潟県佐渡市の職員が懲戒処分 過去にも同様の事案
新潟県佐渡市は6月1日、畑野行政サービスセンターの40歳代職員(主任)と同センターの課長補佐級職員、係長級職員の3人に対し、同日付で戒告および訓告の懲戒処分を行ったと発表した。
処分を受けた40歳代職員(主任)は2022年6月以降、受理した自立支援医療助成の申請書類を長期間処理せず放置し、また一部書類を紛失していた。また、同職員は過去にも同様の事案を発生させ懲戒処分を受けていることから、処分を加重したという。なお、この事案の影響で申請者に不利益などは生じていない。
こうした状況から市は、同職員に対して戒告および主事への降任の処分を行った。また、監督者の課長補佐級職員と係長旧職員に対しても訓告の懲戒処分を行った。
この事案に対し佐渡市の渡辺竜五市長は、「このたびは、市民の皆さまの信頼を著しく損なうこととなり、深くお詫び申し上げます。今後は、上司による業務管理を再度徹底し、複数の職員による受付書類の確認及びチェックを行うなど、再発防止策を徹底することで、市民の皆さまからの信頼回復に向けて取り組んでまいります」とコメントした。