ロックとクラシックの異色のコラボ アミーゴ倶楽部が新潟県長岡市で感謝祭コンサートを開催 ファンとの交流深まる
新潟県長岡市にあるシティプラザアオーレ長岡では5月30日、アミーゴ倶楽部による感謝祭コンサートが開催された。アミーゴ倶楽部は、2020年6月に結成した、ロックとクラシックを掛け合わせた異色のコラボ音楽グループである。新型コロナウィルス禍により、次々と音楽イベントが自粛される中、現状を打開しようとメンバーの一人で長岡市出身のソプラノ歌手、永井優子さんが、ディナーショーで知り合ったCOMMA-DADAのメンバーでボーカルとベースを担当している永沼忠明さんと、ドラムを担当している松崎晃之さんの二人を誘い、そこに新潟市出身で、ピアノ奏者の小田美紀子さんを加えての4人で結成した。
これまで、アオーレ長岡等で定期的にコンサート活動を行い、ファンとの交流を深めてきた。
今回は、沢田研二の『勝手にしやがれ』、山口百恵の『いい日旅立ち』や、ビートルズの『Jade』等、聴きなじみのある懐かしい昭和歌謡を中心に演奏した。会場には70人近くの参加者が集まり、手拍子などで応えるなど、演者と一体になって会場を盛り上げた。
新潟県長岡市内から参加した80代の女性は、「ドラムが良かった。素晴らしかった」と感嘆する。また、同じく新潟県長岡市内から一緒に参加した70代女性二人は、「面白くて楽しかった」と満足した様子だった。
永井さんによれば、今年5月に、国が同ウィルス感染症を2類相当から5類に引き下げたことにより、ようやく音楽の仕事も戻ってきたという。日々の忙しさを取り戻しつつあるなか、お互いの絆を深めるアミーゴ倶楽部は今後どのように活動を展開していくのか。非常に楽しみである。
(文・撮影 湯本泰隆)