新型コロナウイルス緊急対策本部で花角英世知事がツインバードのワクチン冷凍庫を紹介、今後は県内で全面活用
全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部が24日午前開かれ、新潟県の花角英世知事など道府県の知事がオンラインで出席した。
花角知事は会議の中で、「3月4月に新潟市を中心に感染者が拡大していて今月21日から新潟市内の飲食店に対し営業時間の短縮要請、飲食店の見回り、飲食店従業員への積極的なPCR検査を行なっている。大型連休の期間中に感染を抑え込みたい」と県内の感染状況を説明。
また、「県内の企業(ツインバード工業株式会社)がワクチンをマイナス25度の冷凍状態で運送・保管できる冷凍庫を開発し、国や製薬会社に納入している」ことを説明。続けて「もともとモデルナ社製のワクチン用に開発されたが、ファイザー社製のワクチンにも利用してもらうと輸送時間を3時間から24時間に拡大できたり、保存期間を5日間から14日間に伸ばしたりすることが可能になる」と紹介していた。
なお花角知事によると、「新潟県内で、この冷凍庫を全面活用する準備を進めている」という。
このほか、各地で医師不足が深刻化しているなか、「宿泊療養中の患者をオンラインで診察する医師や看護師を国において雇い、地方の患者にもオンラインなどで対応する仕組みを作っていただきたい」と語っていた。
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https://www.niikei.jp/69001/