全国からクラフト作家が大集結!千秋が原ふるさとの森でクラフトフェア開催 (新潟県長岡市)

米百俵の群像前には多くのテントが立ち並ぶ

新潟県長岡市にある千秋が原ふるさとの森では、6月3日、4日の2日間にかけてクラフトフェアが開催され、多くの人で賑わった。同イベントは、毎年春に開催されているイベントで、陶磁器、木工、金属、皮革製品など、プロ工芸作家が全国から集まるビックイベントである。2011年から開催され、今年で13回目である。今回は、北は岩手県から南は佐賀県まで、134店舗が出店した他、クレープやオムライスなどのキッチンカーが9台立ち並んだ。

出店できる店舗は、多くの応募の中から厳しい選考を経て決定される。一昨年も山梨県から参加したガラス工芸のGlass Yardの出店者は、「去年は出店に落選した。今年は出れて嬉しい!」と、出店できる喜びを語った。

ハンドメイドなどの作品を見て回るのが好きだという、新潟県魚沼市から参加した大塚さん(女性・65歳)は、元々新潟県長岡市出身である。地元魚沼でのクラフトフェアは良く通ったが、長岡にもクラフトフェアがあると聞き、今回初めて参加したという。

製作した作家自らによる作品の説明を聴けるのも、このイベントの醍醐味である

また、長岡市内から参加したという野崎さんご家族は、元々奥さんがクラフトフェア好きで、独身時代から見て回っていたという。次第に旦那さん、2人のお子さんと、一緒に行く家族が増えた。「人が集まる空間が、久しぶりで楽しい」と語った。

毎年長岡市内から参加しているという野崎さん家族

長岡クラフトフェア実行委員会の堀口孝治代表(72歳)によれば、コロナ禍になってから、毎年のクラフトフェアに加えて、「ながおかアートビレッジ」というイベントも行うようになった。事実上、このようなクラフト作家が集まるイベントは年2回の開催となった。コロナ禍で、自粛ムードが高まる中、「作家さんも出店できなくて困っている。少しでも作家さんの出店の場になれば、と考えた」という。

「普段目にしないものを、作家の人となりを楽しみながら買い物をしてもらいたい。父の日のプレゼントに最適だ」と笑顔で応えた。

クラフトは、商品でもあり、作品でもある

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