【村上新聞】村上市長選スタート〜3者3様の訴え 市政評価、災害復興、人口減少などが争点か
現職新人3人の顔ぶれ決まる
6月4日告示となった村上市長選挙へ、現新3人が立候補を届け出た。選挙戦に突入したのは届け出順に、新人で会社役員の吉川美貴氏(56)、同じく新人で元旧山北町議の斎藤寿明氏(75)、3期目を目指す現職の高橋邦芳氏(63)の3氏。いずれも無所属。
地元選出の片野猛県議をはじめ、野党系国・県・市議ほか、まちづくりで培ってきた手腕へ期待を寄せる保守系市議からも応援を受ける吉川氏は、同市三之町の藤基神社で必勝祈願し、出陣式で第一声。支持者ら約100人に向けて、高橋市政のうち、財政の在り方を特に厳しく批判し、行財政改革が急務であることを訴えた。
組織的支援を一切受けず、独立独行の選挙戦を続ける斎藤氏は選管での手続き後、同市上町で街頭演説。政治を変えるのは市民一人ひとりの自覚とし、選挙は市民が自分の1回きりの人生を考えるためにある、と熱っぽく声を張り上げた。
地元選出の斎藤洋明衆議、小野峯生県議をはじめ、小林一大参議ら自民党系国・県・市議がバックアップに回る高橋氏は同市飯野の選挙事務所で詰め掛けた約200人とともに必勝を祈願。出陣式では、災害からの復旧復興をさらに押し進め、新型コロナ禍などで疲弊した地域経済と市民の生活に寄り添い、強い村上市を取り戻すと訴えた。
村上市選挙管理委員会によると6月1日現在で在外を含む選挙人名簿登録者数は48,985人。
投票日は11日(日)で即日開票される。
村上新聞2023年6月10日号で詳報予定