【速報】新潟市民オンブズマンが塚田一郎代議士を刑事告発、政治資金規正法違反の疑いで

 

衆議院議員・塚田一郎氏の告発状を持参した新潟市民オンブズマンの谷正比呂代表と代理人・加賀谷達郎弁護士

6月7日、新潟市民オンブズマンが衆議院議員・塚田一郎氏と自民党新潟県第一選挙区支部の会計責任者(氏名不詳)に対し、政治資金規正法12条1項により新潟県選挙管理委員会を経由して総務大臣に提出すべき同支部の政治資金収支報告書に虚偽記載があったとして、政治資金規正法25条1項3号および刑法60条(共同正犯)の疑いで刑事告訴した。告発状は午後12時半ごろ、新潟県警本部捜査2課に告発人の新潟市民オンブズマン(以下オンブズマン)代表・谷正比呂氏と代理人の加賀谷達郎弁護士によって持参され、提出された。

告発状を手に、新潟県警本部へと向かう

告発状によると、問題となっているのは、塚田氏が代表を務める自民党新潟県第一選挙区支部の令和4年3月1日付の「令和3年度の収支報告書」。当初は収支報告書内の「個人の党費・会費収入」の項目で「金額・納入者の数」の欄に記載された数字が一切なかったという。塚田氏は公職候補者のみならず、参議員選挙の当選が複数あり、現在も現職の衆議院議員である点を踏まえ、個人の党費・会費収入が皆無ということは考えにくいことから、オンブズマンがこの事実について塚田氏側に問い合わせたところ、当初は「(当該期間の)個人党費・会費収入が皆無である」との回答をしていたという。しかしその後「調査した結果、記載漏れと判明した」として収支報告書の訂正を行ったことから、本件が客観的事実と異なることを認めるに至ったのだという。

新潟市民オンブズマンに刑事告訴された衆議院議員・塚田一郎氏

告発状は、その場で受理されることはなく、県警内部でこれから精査した上で、受理するかどうかを判断されるという。告発人代理の加賀谷弁護士は「(塚田氏は)過去にさかのぼっても『個人の党費・会費収入』について記載がない年度がある。そこについては私どもでも(意図的であるか否か)判断のつかないところがあり、県警に入ってもらってそのへんを明らかにしてもらいたい」と話した。

塚田氏の個人事務所「つかだ一郎事務所」にこの件で問い合わせをしたが、塚田氏本人は不在で、担当秘書も留守中だったことから原稿制作時点で回答は得られていない。

 

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