新潟市の消費者物価指数、前月比0.1%上昇 乳卵類値上がりつづく、教養娯楽や家具家電も

新潟市消費者物価指数の推移(新潟県報道資料より)

新潟市の2023年4月の消費者物価指数は、前月比で0.1%上昇し、前年同月比で2.6%上昇した。主に、教養娯楽サービスや乳卵類などが前月から値上がりし、肉や魚介類は値下がりした。

新潟県が5月26日、新潟市における消費者物価指数(2020年基準)の2023年4月分確報値を発表した。同統計は、総務省統計局が行っている小売物価統計調査の調査票情報を基に県が独自集計したもの。なお、総務省統計局の公表資料では原数値と季節調整値を使用しているが、県統計の数値はすべて原数値を使用している。

それによると、新潟市の2023年3月の消費者物価指数は総合指数(2020年平均を100とする)で103.9となり、前月比で0.1%の上昇、前年同月比で2.6%の上昇となった。

前月からの動きをみると、「光熱・水道」の項目が1.3%下落したものの、「家具・家事用品」の項目が2.9%上昇した。これにより、総合で前月に比べ0.1%の上昇となった。なお、生鮮食品(生鮮魚介・生鮮野菜・生鮮果物)を除く総合指数は103.6となり、前月に比べ0.2%の上昇、前年同月に比べ2.6%の上昇となった。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は102.8となり、前月に比べ0.4%の上昇、前年同月に比べ3.6%の上昇となった。

前月と比較して上昇した主な項目としては、宿泊料、外国パック旅行費、講習料(英会話)などの値上がりがあった「教養娯楽サービス」(対前月比2.2%増)、ヨーグルト、チーズ(国産品)、バターが値上がりした「乳卵類」(同5.7%増)、ルームエアコン、電気冷蔵庫、ソファが値上がりした「家庭用耐久財」(同5.5%増)。

一方で、「肉類」(同3.4%減)、「魚介類」(3.3%減)、「生鮮魚介」(同5.8%減)、「ガス代」(3.5%減)は前月から値下がりしている。

 

【関連リンク】
新潟県 にいがた県統計ボックス(統計課) 「新潟市消費者物価指数(令和5年4月確報)」

総務省統計局 消費者物価指数(CPI)

 

【関連記事】
新潟市の消費者物価指数、前月比0.4%上昇 菓子類や乳卵類など値上がり影響(2023年5月6日)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓