「決勝で自己ベストを出す」水沼尚輝選手、世界水泳に向け新潟県長岡市内で練習【動画あり】

7月14日から30日にかけて福岡県で開催される「第20回世界水泳選手権大会」に出場を予定している水沼尚輝選手が6月9日、「ダイエープロビスフェニックスプール」(新潟県長岡市)での練習の光景を報道陣に公開した。

世界水泳でも活躍が期待される水沼選手は、プールサイドで1時間程度、ストレッチや体感トレーニングなどを行い、その後、所属する水泳部の下山好充監督が叱咤激励の言葉を投げかける中、負荷トレーニングや飛び込みスタートなど様々な形式のスイムトレーニングに精を出した。約3時間にわたり練習は実施され、水沼選手は時折苦しそうな表情を浮かべながらも、真剣な表情で練習に集中している様子だった。

ウォームアップの様子

力強い泳ぎを魅せた

公開練習の後、水沼選手と下山監督は報道陣のインタビューに答えた。

水沼尚輝選手

今のコンディションについて問われると水沼選手は、「タイムを見ると結構遅くて萎えてしまう部分もある。だが、今の自分のパフォーマンスを客観的に評価すると妥当なタイムだと思う。やっぱり人間なので、どうしても過去の良い時のタイム比較して、なんでタイムが出ないのだろうと思ったり、自分が嫌になるときもあるが、(今は)過去の自分と比較するのをやめて、今の自分にベクトルをちゃんと向けて、自分をちゃんと見つめようという作業が僕は必要だと思っている」と話した。

世界水泳については、「まずは個人種目でしっかりと決勝に残って、決勝で自己ベストを出すという事を今年の目標にしている。去年は決勝に残ってメダルを取ることは出来たが、決勝で自己ベストを更新することができていないので、しっかりと決勝で自己ベストを出すというところにこだわりを持ってやっていこうと思っている」と意気込みを語った。

下山好充監督

下山監督は水沼選手について、「方向性が定まるまでは、試行錯誤しながら暗中模索といった状態だった。そこが定まった時に彼(水沼選手)のスイッチが入ったというか、それからの練習への取り組みというのは今まで以上にプロフェッショナルなものを感じた。水沼本人も言っていたが、決勝の舞台で1番良いパフォーマンスをして、自己ベストを狙うというところが最大の課題だと思っている」と語った。

プールサイドからは下山監督が水沼選手を見守る

 

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