新潟県三条市、市内の避難所にペット用避難スペースを増設 ペット同行での避難訓練も
新潟県三条市の滝沢亮市長は6月9日に定例記者会見を開き、市内の避難所にペット用避難スペースを拡充したと発表した。
三条市では現在、ペットを連れて行ける避難所の拡充を進めている。滝沢市長はその意義について「(ペットを飼っている人から)ペットがいるので避難を躊躇ってしまう、という声があった。ペットも一緒に逃げられるということを知ってもらえれば、ペット自身はもちろん、飼い主も自分の身を守ることができるようになる」と話す。
今回、ペット用避難スペースを増設した避難所は、西鱈田小学校、大崎学園、大島中学校の3か所。これまでに設置していた施設と合わせ、計7施設となった。なお、市内の飼い犬の登録数は3,398匹だという。今後については「避難訓練などの機会に認知を広げていきたい。また、市内のペットの数に対してまだまだ足りない。三条市は広いので、ペットのために遠くの避難所まで逃げるとなっては本末転倒。できるだけ多く拡充していく」(滝沢市長)という。
直近のペット同行避難訓練は18日10時30分から、ものづくり拠点施設2階で開催する予定。なお18日は、水害対応総合防災訓練や、市内34か所での市民向け避難訓練イベントも開催する予定。
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三条市webサイト チラシ「三条市防災訓練に参加しよう」
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