【19年連続の取り組み】新潟県労働金庫(新潟市中央区)が新潟県交通遺児基金へ「ろうきんマイカーローン」による寄付金を贈呈

新潟県交通遺児基金の小岩徹郎理事(左)と、新潟県労働金庫の齋藤敏明理事長(右)

新潟県労働金庫(新潟市中央区)は6月12日、新潟県庁において、「ろうきんマイカーローン」による寄付金を公益財団法人新潟県交通遺児基金に贈呈した。寄付金は2022年度分59万9,400円で、今回で19年連続の寄付となった。

新潟県庁に訪れた新潟県労働金庫の齋藤敏明理事長は、新潟県交通遺児基金の小岩徹郎理事に寄付金の目録を贈呈した。目録を受け取った小岩理事は、「県内で交通事故者数自体は減少傾向にはあるが、それでも毎年交通遺児になる方は何十人もいる。そういう中で、出来るだけ喜んでいただける事業を心がけており、昨年はディズニーランドに行っていただいたところ非常に喜んでいただいた。今年は、群馬のサファリパークを予定しており、思い出を作っていただきたい。そういったことに活用させていただきたい」と話し、寄付に感謝した。

新潟県交通遺児基金は、交通事故によって保護者が死亡または重度の後遺障害を受けた子どもたちの健やかな成長を願い、民間からの寄付と県の出資によって1991年に設立。2023年6月6日現在で70人の子どもたちを対象に、見舞金などの給付や交流レクリエーションなどの激励事業を行っている。

「ろうきんマイカーローン」による寄付の取り組みは、新潟県労働金庫が2005年から取り組んでいる。顧客が利用したマイカーローンの件数1件につき、100円を新潟県労働金庫が拠出し寄付している。2022年度のマイカーローン利用は、前年より327件多い5,994件の利用があった。

なお、新潟県労働金庫はマイカーローン利用者に対しても寄付の呼びかけを行っており、2022年度分は52万1389円が集まった。利用者からの寄付を含んだ、19年分の累計額は1,219万1,601円に上った。

新潟県交通遺児基金への寄付について、齋藤理事長は「子どもたちの笑顔のために、有効に使っていただければありがたい。辛い想いをされたきた皆さんでしょうから、少しでも楽しいことに繋がる活動に活かしてもらえれば」と話した。

目録を贈呈する新潟県労働金庫の齋藤敏明理事長(左)

寄付への想いを語る新潟県労働金庫の齋藤敏明理事長

 

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