前新潟県長岡市長の森民夫氏が次期衆院選に新潟5区からの出馬を表明
前新潟県長岡市長の森民夫氏は26日、新潟県長岡市の長岡グランドホテルで記者会見を開き、次期衆院選に新潟5区から無所属で出馬することを表明した。
森氏は「約2カ月に渡り、多くの人の意見を聞いたが、地域に合った政策を実現してほしいという要望をもらった。長岡市長になった時の、『有権者に寄り添って、地域に根差した政策を実現すること』が政治家として貫いてきた原点であり、これを衆院議員として貫き通すことが私の使命である」と立候補の理由を語った。
「なぜ国政なのか」という記者からの質問に対しては、「地域の課題を解決する時に、国の力を借りなければならないことが沢山ある。全国市長会会長を務めた時も、国と地域とを連携させることが私のライフワークだった。その立場で、地域の課題を把握し、それを国政として実現することが必要だと思った」と話した。
また、元新潟5区の衆院議員、故長島忠美氏の後継を打ち出していることに関しては「私は、中越地震の時に長島さんが命をかけて取り組んでいた時の市長だ。中越地震の闘いの戦友のような関係だ。長島さんの意思を引き継ぎたい」と語った。
新潟5区には、元新潟県知事で自民党現職の泉田裕彦氏がいるほか、前新潟県知事の米山隆一氏が立候補を表明している。当初、「前々職と前職の知事対決」と見られていたが、森氏の出馬により、3つ巴の戦いとなりそうだ。森氏と米山氏は平成28年の新潟県知事選で対決しており、森氏にとってはリベンジがかかる選挙となる。