栗ノ木バイパス(新潟市中央区)、今後の工事予定と昨年の道路切り替えによる交通状況の変化を公表
国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所は6月15日、改修が進む国道7号「栗ノ木バイパス」(新潟市中央区)の交通状況の調査結果と今後の工事の予定について発表した。
新潟国道事務所は現在、新潟バイパス紫竹山ICから新潟市中央区寄居町までの延長5.6キロメートルを結ぶ「万代島ルート線」を計画している。現在は国道7号「栗ノ木バイパス」で「栗ノ木道路」と「紫竹山道路」の整備を進めており、2022年10月には、同所で道路切り替えを実施した。
今回の発表によると、11月に開通した南紫竹IC(入口)の交通量は12時間あたり4,700台と、開通直後の1.7倍に増加した。また、紫竹山交差点周辺においては、滞留長が道路切り替え前から最大約520メートル改善した。
栗ノ木バイパス周辺は、切り替え直後は混雑がみられたが、現在は回復傾向にある。旅行速度が全体的に道路切替前の水準まで回復し、特に紫竹山交差点周辺の旅行速度は、最大約11キロメートル毎時向上したという。なお、一部箇所で道路切替前より低下している所もあり、新潟国道事務所では引きつづき調査を実施していく。
2023年度中の工事について新潟国道事務所は、立体道路の橋脚工事、鐙交差点から笹越橋交差点間の道路整備工事、栗ノ木川の付替え工事、紫竹1の交差点付近河川横断部の道路整備、紫竹山交差点周辺の道路の路面の高さを下げる工事の5つを公表した。
【関連リンク】
新潟国道事務所公式サイト 「万代島ルート線」