【キシャメシ】6月16日 蒸し暑い時期だからこそ熱いカレーラーメンを、龍昇園(新潟県三条市)
先日、セブン‐イレブンから新発売される「冷たいカレーラーメン」の取材へ行ってきた。個人的にカレーラーメンは特に好物というほどでもないのだが、忘れた頃になぜか無性に食べたくなる。
というわけで、三条市の新たな図書館「まちやま」の近くにある中華料理店、龍昇園へ飛び込んだ。地元ではよく知られた名店で、その独特なカレーラーメンも有名。厨房の奥で威勢よく上がる炎を眺めつつ数分、漬物と一緒にやってきたのが、「黒カレーラーメン」だ。
その名の通り真っ黒なスープに、ニンジン、玉ネギ、キノコ、ピーマン、刻みチャーシュー、タマゴなどなど。極めつきに巨大なトウガラシも鎮座し、「カレー」というより本格的な中華薬膳料理のようにも見える。スープは見た目の印象とは異なり、辛さはマイルド。しかしカレーらしいスパイスの香りがしっかりと溶け込み、麺にスープを絡めて啜っていると汗が滲んでくる。
肉野菜炒めが乗ってるが如き具沢山も嬉しい。刻んであってもチャーシューは肉の味が濃く、存在感がある。ちなみに目を惹くトウガラシだが、どうやら漬物になっているらしく辛味というより酸味が強い。個人的には麺や他の具材と一緒に食べるとアクセントになって良い。
もちろんセブン‐イレブンの新商品とは違い、辛くて熱々。しかし、ジメジメとしたこの時期にこそ食べることでスタミナがつきそうな一杯。コップの水を飲み干して痺れた口を冷まし、午後の仕事へ向かう。
(編集部 T)
【グーグルマップ 龍昇園】