新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)の生徒による「あんこう吊るし切りショー」 あすも上越妙高駅西口のコンテナタウン「フルサット」で開催【動画あり】

新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)の生徒による「あんこう吊るし切りショー」が17日、上越妙高駅西口のコンテナタウン「フルサット」で行われた。

あんこう吊るし切りショーは、「フルサット」7周年を記念して18日まで開催されている「フルサット市」のイベントとして行われ、多くの観客が詰めかけた。海洋高校3年生が、マイクパフォーマンスと吊るし切りを実演。通常は冬の期間に道の駅「マリンドリーム能生」(新潟県糸魚川市)などで吊るし切りの実演ショーを行なっているが、夏の実施は今回が初という。

高校生は手慣れた手つきで、次々のとあんこうを解体していった。高校生とは思えない見事な包丁さばきに、時折拍手と歓声が沸いていた。また、あんこうは魚を丸ごと飲み込む習性があり、胃袋にはヒラメが5匹も入っていた。

解体前のあんこう

高校生の手で次々と解体されていく

蝶のように開くあんこうの卵巣

なお、海洋高校のブースでは、あんこうの煮込みチリソース(500円)を販売。QRコード付きで、消費者からアンケートをとり要望などの声を反映し、さらに商品を改良するという。高校生は「あんこうは冬の鍋のイメージが強いが、実は年中とれる。夏も売り出していきたいということで、今回煮込みチリソースの試作品を作った。明日も吊るし切りショーをやるので来てもらいたい」と話していた。

また、海洋高校マイスターハイスクールCEOの松本将史氏(株式会社能水商店代表取締役)は、「この高校生は校内のビジネスプランコンテストで優勝したチーム。模擬会社Nou Ankou Nou Lifeを作って、損益を計算しながら月1回くらいのイベントに出て、吊るし切りショーを行っている。もしかしたら、卒業後もこちらで週末に働くなど、地域を盛り上げるソーシャルビジネスをできたらいいと考えている」と話していた。

県立海洋高校のブース

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