【長岡新聞】 私立保育園・幼稚園で点検 水道局と管工事業協同組合 水道週間 水道についての関心を高めてもらう
6月1~7日の水道週間に合わせて市水道局(水道町2)と長岡管工事業協同組合が、市内の私立保育園、幼稚園の給水設備の無料点検を行った。1日には水道公園で関係者に見守られる中、点検に向かう職員らの出発式が行われ、関係者は市民の健康の要になる水の大切さに思いを新たにしていた。
水道週間は、国民に生活に欠かせない水道についての理解や関心を高めてもらおうと、1959年から厚生労働省と趣旨に賛同する都道府県の主催で続けられている。水道を中心に飲料水や家庭用水に対しても認識をしてもらうことで、より質の高い安全で良質な水を安定的に供給するための取り組みへの協力を得ることを目指す。
65回目となる今回は「水道水 安心・安全これからも」をスローガンに、関係機関が協力して全国で広報活動を展開する。広報イベントの開催や浄水場の見学、水道設備の無料点検修理などを中心に地域に合わせたさまざまな啓発活動が期間中に行われる。
水道公園では水道設備点検へ出発式
市水道局では毎年、長岡管工事業協同組合と連携して管内(見附市が供給する中之島地域以外の市内)の公共施設などで給水設備点検を実施してきた。今年は、子供たちにも水の大切さを感じてもらおうと、市内15ヶ所の私立保育園、幼稚園での点検を実施。
出発式には、水道タンク前に水道局や同組合の職員ら約40人が参加した。同組合の今泉裕市理事が「組合の設立から50年、市民生活に欠かせない水を提供してきた。これからも、よきパートナーとして協力していきたい。水道トラブルを未然に防ぎ、安心安全な水を届ける」とあいさつした。
点検を担当する職員が「市民から安心安全に水道を使ってもらえるよう、これから出発する」と宣言し、車両が出発した。水道局と同組合の職員が2人1組となって5
班体制で、対象の保育園、幼稚園を回り、水まわりの点検や、蛇口のパッキン交換といった簡易な故障の修理をした。このほか、水道週間の期間中に青葉台地区の1,400戸を対象に、職員による漏水調査も行った。
水道局の髙野亮一次長は「1962年8月に市内への給水が始まった。3年後には100周年を迎える。安心安全な水道水を次の100年も安定して供給するのが使命。保育園や幼稚園で、子供たちからも水道に関心を持ってもらえればと思う」と話していた。
【長岡新聞 2023年6月15日付】