にいがた経済新聞編集部発「今週のまとめニュース」(6月12日〜18日)

 

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編集後記

6月16日の衆議院本会議で立憲民主党が岸田内閣に対する不信任案を提出。不信任案の理由は「解散権を振りかざし、政治・経済を混乱させたから」というものだが、その時点で既に岸田文雄首相が今国会での衆議院解散を見送る意向を示した後だっただけに、何ともしまらならない格好となった。案の定、共産党が賛成したのみで、自民、公明、維新、国民民主などの反対多数により否決。立民の姿を見て、吉本新喜劇で池野めだか演じるヤクザが、ボコボコにされながらも「今日はこの辺にしといたるわ」と捨てゼリフで去っていき、一同一斉にコケるというお決まりのパターンが想起されたのは、記者だけではあるまい。

とはいえ、今国会の前半=サミット直後には永田町に解散風が吹き荒れていたのは事実だし、こと現状においても自民党の古い幹部の間では「今、解散しないでどうするんだ」という総選挙待望の声がある。現執行部は伝家の宝刀を「抜きたくても抜けなかった」というのが本音だろう。サミット直後、野党の準備が整わないうちに解散、が自民にとっては理想だったが、何日もしないうちに政務秘書官だった岸田氏の長男の問題が発覚、公明党との候補者調整も難航、マイナンバーカードのトラブル頻発と、今度は与党内で問題が相次ぎ、今秋までにずれ込む格好となった。

記者の立場から言わせてもらえば、今回ばかりは解散総選挙を待ち遠しく思っている。新潟は6選挙区から1減の5になり、新たな椅子取りゲームが始まるのは楽しみだ。その主戦場は新しい新潟4区。自民党から泉田裕彦、鷲尾英一郎、立憲民主の米山隆一という三人の現職が一つの議席を争う。自民党県連は次期総選挙で公認候補となる選挙区支部長に鷲尾を選任、党本部に上申したが、泉田がこれに対し「意見聴取もないままに排除された」として県連に反発している。

いやいや、このヒリヒリする感じは久々、これですよこれ。われわれ野次馬は、こういう自民党内の切磋琢磨もとい「愛憎劇」が見たいのである。かつての中選挙区の頃はもちろんだし、小選挙区草創期もまだ、そのヒリヒリ感を引きずっていて良かった。

もう、全選挙区にドラマがあった。昨日の友が今日の敵となったり、見え見えの面従腹背があったり、そういう「どろどろ系昼ドラ」みたいな選挙が見たいのだ。

その点、近年の新潟の小選挙区、特に比例北信越ブロックとのダブル登録が認められてからは、選挙中は適当にプロレスやって、結果も予定調和でシャンシャンという・・・

そういえば、元自民党代議士のタレント・金子恵美氏(当時は新潟4区選出)が先日、ABEMAの番組「NewsBAR橋下」に出演したとき「選挙で私の敵だった人が、今は自民党の衆院議員になっている」と言っていたが、これは元三条市長で現衆院議員の国定勇人氏のことで間違いない。この御仁などは、市長当時に明確な政治スタンスを示さず、また自身の選挙でも自民党をことさら頼りにすることもなく、ポストが空いたとたんにいち早く手を挙げた。番組内で橋下徹氏も言っていたが、なにか戦国武将のような立ち回り。昔の自民党はこんな国定氏のようにもっと「自分党」だった。自分のためになるなら手段を選ばない、そういうギラギラした感じがあった。

県連の重鎮を告発しておきながら「自民党県連は私を排除した」とぶうたれる、そんななよっちいことでどうする、秋には「戦国4区」が始まるというのに。

(編集部I)

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