池田社長「身近なスポーツエンターテイメントとしてさらなる底辺拡大が期待できる」、新潟アルビレックスBCが「NPBファーム・リーグ」新規参加に向けた申請を発表

株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟市中央区)の池田拓史代表取締役社長

株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟市中央区)の池田拓史代表取締役社長は6月28日、ハードオフ・エコスタジアム新潟において記者会見を開き、日本プロ野球機構(NPB)が公募しているNPBファーム・リーグへの新規参加について、2024年シーズンからの参加希望の申請を行うことを発表した。

NPBファーム・リーグ拡大は、プロ野球12球団が本拠地を置く都道府県以外の地域でも、ファーム・リーグを開催し、野球ファンの拡大などを目的とし、4月7日にNPBが構想を発表し公募を開始。新潟アルビレックスBCは、NPBファーム・リーグへの参加を目指し、7月31日の申請期限までに経営計画書の作成や関係各所への調整などを進めていく。

新潟アルビレックスBCは、日本独立リーグ野球機構の「ルートインBCリーグ」に2007年の開幕シーズンから所属し、今年で17年目。経営理念に「“ふるさとのプロ野球”による地方創生」を掲げ活動している同球団は、これまでにリーグ優勝2回や、通算10人をNPBに輩出したなどの実績がある。また、2012年からは11年連続で黒字経営を継続しているという。

新潟アルビレックスBCがNPBファーム・リーグに参加を目指す目的について、経営理念をさらに推進するために魅力的な構想だと判断したため。過去17年間の歴史と実績などの強みをNPB側に示していくとしている。

一方で、NPBファーム・リーグに参加が叶った場合は、年間の試合数が現在の倍以上の140試合(うち70試合がホーム)に増える。そのほか、ファーム・リーグで戦うための戦力強化、屋内練習場の整備などの環境整備などさまざまな課題があり、NPBファーム・リーグへの新規参加は、決して低い壁ではないという。

池田社長は、「参加が叶った場合、新潟で上を目指せる環境整備が進む。県民にとっては、トップレベルのプロ野球選手や新潟県にゆかりのある選手の試合を継続的に観戦できる環境になる。子どもたちにとっても身近なスポーツエンターテイメントとして、さらなる底辺拡大が期待できる」と話し、申請への意欲を見せた。

NPBは、申請締め切り後、9月末を目途に書類での1次審査を実施。2024年度からの参加を目指す球団は11月末までに2次審査を行い、オーナー会議での承認を経て決定する予定となっている。

株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟市中央区)の池田拓史代表取締役社長

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