2023新潟総踊り祭実行委員会開催、コロナ明けに「踊れ、未知なる冒険へ」新たに2会場が加わり過去最高の盛り上がりに

2022「にいがた総踊り」で演舞を披露した、早稲田大学”踊り侍”(東京都)

6月27日、新潟市中央区の新潟商工会議所大会議室において22回目となる「2023新潟総踊り祭実行委員会」が開催され、総合プロデューサーの岩上寛氏(実行委員会副会長)ら実行委員が参席。昨年の祭を振り返るとともに、2023にいがた総おどりの全貌が明らかにされた。

にいがた総おどり総合プロデューサーの岩上氏

「踊れ、未知なる冒険へ」とキャッチラインが冠された2023年にいがた総おどりの開催日は9月16、17、18日の3日間。いよいよコロナ明けということもあり、22年間を通して過去最高の盛り上がりも期待される。演舞エントリーは、6月の時点で既に満枠御礼となっており、これも史上初。参加団体は254組を予定。

「想」「奏」「創」とそれぞれのコンセプトに沿った3日間の開催は例年のとおり。17日の中日と最終日のフィナーレは有料観客席が設置され、販売開始は7月下旬の予定。個人参加の募集締め切りは7月20日。

6月27日の会議の様子

大きな変化は2点。ひとつはこれまでの万代シテイ十字路、万代シテイ2F、新潟駅南口広場、古町6番町、古町7番町、新潟ふるさと村、万代テラスの7会場(古町5番町は今回、参加者の待機エリアに)に加え、「東大通りミニサテライト会場」「Befcoばかうけ展望室会場」の2カ所が加わったこと。特に注目されるのは「東大通りミニサテライト会場」で、今回は初回でサテライトとなり新潟駅から万代エリアへの誘導路という役割に留まっているが、JR新潟駅の改修が完了した来年以降は「聖地」と呼ばれる万代十字路を超える看板会場へとなることも期待される。

もうひとつは下駄総踊りの「にわか連」と呼ぶ個人参加の大々的な募集。これは総踊りを遠巻きに見るだけでなく、市民が気軽に参加できるようにハードルを下げる意味がある。にわか連への参加者は、振り付けは動画による講習のみで、衣装も下駄もレンタルできるというから、すそ野の広がりに期待できる。(にわか連の参加方法)

「祭が本来持つエネルギーを取り戻したい」と会議後のぶら下がり取材で岩上氏は話した

音楽監督・総合ディレクターの松浦晃久氏

また、感染対策等、マスク等の着用義務、行動制限についてはコロナ前の2019年以前に戻されることも発表された。
総合プロデューサーの岩上氏は報道陣の取材に対し「コロナ禍で、制限がある中できる範囲で続けてこれたのは意味があるが、やはりマスクを外してお互いの表情を見ながら踊れることだったり、大きな掛け声が響きあう様子、それらが祭の大きなエネルギーだったことに気づかされた想い。今年はそれが帰ってくる」と話した。
音楽監督・総合ディレクターの松浦晃久氏も「踊れなかった人たちに戻ってきてもらえるような明るい祭にしたい。いろいろなことを少しずつ見直して、フィナーレの内容や会場のレイアウトなどにも手を加えて新しい総踊りの魅力を出したい」と話した。

 

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