鎚起銅器職人を描く「クプルムの花嫁」の複製原画展第2弾が開催 作者を招いたトークイベントも【新潟県燕市】
燕市産業史料館(新潟県燕市)は7月28日から、漫画「クプルムの花嫁」(作者・namo)の企画展を開催する。今春の開催につづいて2回目。今回もデジタル複製原画や資料を展示し、namo氏を招いたトークイベントを実施する。
「クプルムの花嫁」は、燕市の伝統工芸である鎚起銅器の若き職人「修(しゅう)」と、その恋人「しいな」の生活を描くラブコメディ作品。漫画誌ハルタにて連載中で、2023年6月現在は単行本4巻まで発売中。
燕市産業史料館では開館50周年企画として春に最初の企画展を開催。デジタル複製原画の展示や、モデルとなった鎚起銅器技術を紹介した。また、4月9日のトークイベントでは作者のnamo氏が参加するとあって、県内外から多くのファンが詰めかけた。
【#クプルムの花嫁 のセカイ展】
トークイベント大盛況で終了致しました。
大変多くの方にお越し頂きました。イベントに携わって頂いた関係者の皆様、クプルムファンの皆様、そしてnamo様、誠にありがとうございました。
企画展は〜4/16(日)までやっておりますのでぜひ最後までお楽しみ下さい。 pic.twitter.com/MwFK1cUjOt
— 燕市産業史料館 (@TIMM_PR) April 9, 2023
この夏に開催する第2弾「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」では、デジタル複製原画の前回展示できなかったシーンや、ロケ地の紹介写真などを展示する予定。産業史料館学芸員の齋藤優介氏によるトークイベントも再び開催し(7月30日、8月20日、9月3日 各14時から)、namo氏(8月20日のみ)と地域監修を務める株式会社MGNETの武田修美代表(8月20日と9月3日)も登壇する。なお、8月20日の参加は予約制となる。
また、企画展に合わせて体験イベントも開催。錦銅を使ったアクセサリーの制作や、有限会社富貴堂による鎚起銅器製作体験を行う予定だ。
燕市の鈴木力市長も6月29日の定例記者会見のなかで「前回も県内外から多くの来場があったが、(今回は)夏休み期間となるため、より多くの人に来場いただけると思う。漫画で描かれた鎚起銅器の世界を楽しんでいただければ」と期待を寄せていた。
【グーグルマップ 燕市産業史料館】
【関連リンク】
燕市産業史料館 「開館50周年特別企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」のご案内」
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