新潟県の花角英世知事が定例会見、「感染拡大地域への往来は極力控えてほしい」
新潟県の花角英世知事は28日、定例会見を開いた。
29日から新型コロナウイルス感染症感染拡大後2度目となるゴールデンウィークが始まる中、花角知事は県内の感染状況を「依然として市内を中心に高止まりの状況が続いている」とし、首都圏、関西圏など緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域への往来は極力控え、県境をまたぐ不要不急の外出やレジャー施設の利用も慎重に判断するよう求めた。加えて、「改めて県民の皆様に感染防止対策の徹底と協力をお願いしたい」と呼びかけた。
また、16日に発令した新潟市への特別警報の効果について、「全体の傾向として爆発的な状況ではなく、この数日で減少しているのではないか」との見解を示し、5月9日に解除予定の飲食店への時短要請については「確実に9日に解除できるかはわからない状態だが、この19日間で押さえ込みたい」と話した。
一方、花角知事は会見の冒頭に「2050年までに音質効果ガス排出量ゼロ」(ゼロカーボン)を実現するため、「2050 新潟ゼロカーボンチャレンジ」を宣言するとともに、県民や事業者と連携して地球温暖化対策の取り組み強化を図ることを発表。第1弾の取り組みとして「2050 未来の新潟みんなの姿」コンテストを実施するという。
「2050 未来の新潟みんなの姿」コンテストでは、地球温暖化対策・ゼロカーボンをテーマに想像する2050年にゼロカーボンが実現したライフスタイル、新潟の姿を表現した映像(アニメーション、3DCG、ドラマ、パラパラ漫画など)、画像(デジタル媒体によるイラスト、図画・絵画を写真に撮ったもの等)、ひと言コメント(「〜になっていると思う」等)を募集する。募集期間は4月28日から8月31日で、詳細は新潟県ホームページに記載している。