【キシャメシ】7月3日、記者が「新潟最強」と信じて疑わないサラダバーをご紹介します
年齢も年齢なので、街を歩いていて「〇〇食べ放題」の看板を見ても無駄にときめくことはなくなったが、サラダバーとホテルの朝食バイキングは相変わらず大好きだ。
そんな記者が「新潟ではここのサラダバーが一番好き」と推しに指定するのが、新潟市江南区の「イタリア料理&バールたんと亀田店」のランチサラダバー。野菜がシャッキシャッキで美味いだけでなく、トッピングやおかず系サイドディッシュがとにかく充実していているのだ。
本日は久々の訪店。席数はかなり多いが、人気店だけあってほとんど埋まっている。しかもほぼ全てが女性客で、ここに「おじさんおひとり様ご案内でーす」はなかなかの荒行。
案内された席に着き、オーダーしたのはサラダバー、ドリンクバーが着いたパスタセット(税込1,500円)。この店は、あまりにサラダバーが人気のためか、サラダバー単品(ドリンクバー付き1,400円)がある。たった100円違いなら、ということでパスタセットをチョイス。さあ行こう、サラダが待つあの丘へ。
まず最初に行うべきは「ロケハン」だ。すぐに皿を持って列に並ぶのは素人のやること、手ぶらで一通り見回して、頭の中でシミュレーション。そして「今日の一皿」のテーマを決める。テーマさえ決まれば後のキャスティングはほぼ自動的に決まる。記者の今日のテーマは「バランスと彩り」。
しかしである、いつもは冷静に「皿づくり」を実行する記者なのに、今日はどうも行き当たりばったりが多い。「サイドディッシュのコーナーにあるのは、チーズがとろとろのパングラタンか」「この素揚げしたカボチャ、美味そうだな」「野菜のマリネか、必須だな」サイドディッシュに目が行っているうちに、気が付くとサラダの皿にはレタス、ブロッコリー、人参、水菜、オニスラとポテサラ、トッピングに蒸し鶏、ドレッシングは「醤油とたまねぎ」。・・・ぜんっぜん攻めてない盛り合わせになってしまった。オーソドックスにもほどがある。まわりを見渡すと強者はいるもので、彩りとボリューム感を存分に示し、まるで「贅沢冷やし中華」のように盛り付けているご婦人も。
気を取り直してサイドディッシュに。野菜のマリネゾーンからセロリとカブのマリネ、パングラタンとスクランブルエッグ、フライドポテトをセレクト。これはなかなか良いバランス。
で、実食。無難すぎるアレンジのサラダだが、さすが「先発山本由伸」くらいの安定感はある。ポテサラもイモの味わいが残る好きなタイプのやつだ。
サイドディッシュで特筆すべきはセロリとカブのマリネ。爽やかだけど丸みのある味付けで野菜の旨みが引き出されている。
すっかり大満足の記者だったが、ここで思い出したのは、これパスタセットだったということ。記者が3種の中から選んでいたのは「ニンニクとトマトのパスタ」。入るかな、パスタ(汗)
もう気持ち的にはこちらがサイドディッシュ化していたところだったが、なんとこれがすんばらしく美味い!想像していたのは「ニンニクが効いたトマトソース」だったが完全に逆で「トマト味のペペロンティーニ」だった。パンチが効いて夏にぴったりの味わい。皿に残ったソースは、サラダバーに並んでいたフォカッチャでふき取って食べた。んまい。
やっぱりサラダバーは大人のたしなみだった。
(編集部・I)
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。
「イタリア料理&バールたんと亀田店」
新潟市江南区鵜ノ子2丁目2-58
営業時間 11時~15時 17時~22時(日曜日は21時まで) 不定休
HP https://italian-tanto.com/kameda/
<グーグルマップより>
【前回のキシャメシ】