【長岡新聞】米百俵プレイスミライエ長岡 7月22日に西館が先行オープン 互尊文庫・ナデックベースが入居

ミライエ西館外観

中心市街地の大手通坂之上町地区で整備が進む「米百俵プレイス」の西館がこのほど完成し、7月22日に市有部分の人材育成と産業振興の拠点となるミライエ長岡がオープンする。図書館の「互尊文庫」や産業振興の拠点「ナデックベース」などが入居。6月30日に会見を開いた磯田達伸市長は「市民のあらゆる層から楽しみ、活用してもらえると思っている」と期待を示した。

旧大和長岡店や長岡商工会議所会館、第四北越銀行長岡本店営業部などからなる同地区約1.7haは、米百俵の故事で知られる国漢学校があったことから再開発に合わせて米百俵プレイスと名付けられた。長岡商工会議所や銀行、図書館、商業施設、マンションなどが入るビル4棟が整備され、2025年春までに全体が完成する予定。

米百俵プレイス西館の市保有部分は1階1部と3〜5階。図書館や産業支援施設などが入り、長岡の人材育成と産業振興、イノベーションの拠点となる。

市民から愛称を募り、「米百俵プレイスミライエ長岡」と名付けられた。

 

ナデックベースが移転

ながおか市民センターの地階から移転するナデックベースは、約3倍の広さとなる。イノベーションサロンやギャラリーラボなどを設け、市内の4大学1高専や商工会議所、金融機関などが連携し、産業振興と人材育成を目指す。

起業すぐのベンチャー企業やスタートアップ、新産業創出のための開発・研究のために、6階にはコラボレーションオフィスとして貸しオフィスを設ける。5社の入居が決まっており、NTT東日本が市との連携協定に基づきスマートイノベーションラボを日本海側で初めて整備した。

磯田市長は「互尊文庫を中心に図書館として楽しんでもらい、子どもたちが新しい技術のエッセンスを学ぶ場になればと思っている。長岡のイノベーション拠点として、産業界や4大学1高専の学生に顔を出してもらえるようにしたい」と話していた。

また、北越銀行本店駐車場に建てられる北館は、西館に先駆けて完成し、6月23日に2〜5階の立体駐車場の利用が開始された。医療機関が中心に入る1階部分は、秋ころのオープンを予定している。

長岡新聞 2023年7月6日号】

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