【記者コラム】にいがた経済新聞編集部発「今週の編集後記」

 

編集後記

夏といえば

先日、県内のラジオ番組を聴いていたら思わぬ大物ゲストの出演に驚いた。お悩み相談のような状況。一般の女性が「幽霊に取り憑かれているかも」と不安を吐露している。そこでパーソナリティが言う「稲川淳二さんと電話が繋がっています!」。

思い出のように語られる怪談。豊富な経験から抽出された霊的知識。そして、相談女性へのアドバイス。話はしっかり怖いのに、場の雰囲気は重くなりすぎない。そのトーク力に改めて敬服した。しかし、ふと考える。なぜ人はホラーを聴きたくなるのだろう。

少し検索してみれば、さまざまな説が出てくる。他ジャンルと同様に「非日常」的な興奮を体験できること。また、ホラー特有のものであれば、人間の中で「恐怖」と「好奇心」が裏表の関係である点、など。恐怖という感情に強く結びついているだけに、このジャンルは人間にとって最も根源的な物語なのではないか、とも思う。

原始にヒトがホラーを語り始めた時、そこには何が込められていたのだろう。戒め伝えるための教訓か、あるいは、危険を知らせる「報道」だったかもしれない。仕事終わりの蒸し暑い夜、自室で独りそんな思いを馳せながら、怪談の並んだ本棚へ手を伸ばした。

(編集部・T)

 

今週の主なニュース

 

 

越後薬草蒸留所 CRAFT GIN STAND(ニュースリリースより)

 

経済

7月3日

【ついに東京進出】越後薬草(新潟県上越市)が表参道に「越後薬草蒸留所 CRAFT GIN STAND」をオープン、世界最高峰の国産クラフトジンを3か月間無料で提供(7月8日から)

7月5日

「M&Aは会社を大きくするチャンス」 業界最大手の日本M&Aセンター(東京都)の三宅卓代表取締役社長が事業承継セミナーで講演

7月6日

「地域密着型の開かれた市場に」新印青果西部卸売市場(新潟県燕市)が10日に移転開場、一般消費者が利用できる店舗も併設

一正蒲鉾(新潟市東区)、生産2拠点の使用電力を再生可能エネルギー100%へ転換

7月7日

【収入&ボーナス上昇するも…】2023年夏期の新潟県内消費動向、物価上昇で「生活実感」は悪化 第四北越銀行調査

 

政治・行政

 

7月3日

【謝罪】新潟県阿賀野市が水道料金などの口座振替で事務処理ミス、1,477件が指定日に引き落としできず

7月4日

「行政評価(事務事業評価)シート公開して」 にいがた減税会がアオーレ長岡で検討会を開催

7月5日

【松本氏が厚労省へ帰任】新潟県が県福祉保健部長の人事異動を発表

 

社会

7月4日

オリエンタルスポーツ(さいたま市)が新潟県佐渡市密着型プロサイクルロードレースチーム「佐渡ゴールデンアイビス」の設立記念式典を開催

7月5日

Gallery 沙蔵で多摩美術大学OB・OGらによる「たまごてん」開催 7月11日まで(新潟県長岡市)

7月6日

【県立高校等再編】新潟北高校と豊栄高校が2026年度に統合、新設校には新たな特色も

【動画あり】「全員立って、手を挙げろ」、大光銀行白根支店(新潟市南区)で強盗や特殊詐欺事件を想定した訓練

 

編集部ピックアップ

 

7月3日

【ランキング】表参道・新潟館ネスパス 物産販売「新潟・食楽園」売上ベスト5(2023年6月度)

7月4日

【独自】コミュニティ・ラウンジ「oO SPACE Niigata」が提供する新時代の“価値“(新潟市中央区)

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