【村上新聞】碁石海水浴場が4年ぶりに開設〜新しい運営で楽しみ色々・海開きは15日
碁石美観保存会が誕生
村上市碁石の加藤光也さん(51)がこのほど、2020年から活用されていなかった「碁石海水浴場」を4年ぶりに開設。15日に海開きを迎える。
「革工房ABALLI」を営む職人として8年前にUターンした加藤さん。現在も革細工職人として忙しく奔走中だが、海水浴場や集落周辺の管理や整備を担う“碁石美観保存会”を立ち上げ。これまで長年管理していた海浜組合が高齢化で昨年秋ごろに解散し、手を掛ける人がいなくなったことを受け「建物が解体されるなど、終わってしまったら再開は無理」と一念発起したという。
美しい景観ときれいな海に、さらに魅力を追加
子どものころから親しんだ海、景色には愛着もひとしおで、碁石海岸の象徴とも言える“こんぴら岩”を中央に、南北に広がる景色も魅力的だという加藤さん。「昔に比べて海岸の面積が狭くなった分、他のことでも楽しんでほしい」と海開き当日にはキッチンカーを手配したり、モバイルバッテリーや冷蔵庫の貸し出し、ドローンの活用なども計画している。
継承を決めたことで開設したSNSなどには、かつての海水浴場に毎年のように訪れていた福島県や群馬県からの常連客からのエールも。心地よい潮風のかおる、透明度が高く美しい海水浴場への期待は大きい。
親戚の手を借りて浜茶屋では飲食物も提供。駐車場は70台分を完備。キャンプも可能。開設は8月20日(日)まで。
村上新聞2023年7月29日号掲載予定