【受注ミスを防ぎ、業務を効率化】スタイルアーツ(新潟県長岡市)がLINEを活用した受注管理システムを開発
新潟県長岡市で中小企業向けのシステム開発などを行っている株式会社スタイルアーツ(芝田龍正代表取締役)はこのほど、LINEを活用した新しい受注管理システムを開発した。
同システムは、2022年8月に同社がDX推進に関して業務提携した三協商事株式会社(渡邉健司代表取締役)の要請を受けて、開発を始めたことがきっかけである。三協商事は、スタイルアーツと同じく、新潟県長岡市を拠点に化学工業薬品・業務用洗剤の販売やクリーニング機械の販売・メンテナンスを行っている会社。
2022年12月に完成し、本格的に導入をスタートした。同システムは、スマートフォンアプリLINEが使える人なら誰でも簡単に利用することができ、商品注文の他に修理依頼や予約受付にも応用することができる。
元々、三協商事では、電話、FAX、メールなどから、別々に顧客から注文を受けていたため、受注業務に多くの時間を費やし、注文の漏れやの重複などの受注ミスも起こっていた。
同システム導入後は、注文方法をLINEを介したものに一本化し、加えて、注文への対応状況を確認できるようになったことによって、受注ミスを事前に防ぐことができるようになった。
結果として、クライアントからの信頼強化につながるとともに、受注作業時間も、導入前と比べて65%も減少したという。
スタイルアーツの芝田龍正代表取締役(25歳)は、元々北海道の出身である。地元の高専に通っているときから、情報系の勉強と経営学に関心を持ち、両方の知識が学べる長岡技術科学大学へと編入した。2023年3月に長岡技術科学大学院を卒業したばかりの気鋭の起業家である。スタイルアーツの経営のほかにも、東京での会社経営にも携わっており、しばらくは長岡と東京を往来する多拠点生活が続く。会社そのものも設立して間もないこともあり、今後の成長も期待できる。
スタイルアーツでは今後も、AIやIoT、XR技術などを用いて、Webデザインから業務効率化システムの設計開発、販促までの業務効率化をサポートし、中小企業のDXを推進化する事業を展開していく方針である。特に、芝田代表の大学院での研究内容がAIだったということもあり、今後は、AIを用いた事業に力を注いでいきたいと考えている。まさに、時代の申し子ともいえる人材だ。時代の波に乗った、株式会社スタイルアーツの事業展開に、今後も目が離せない。