【各学年4人へ年48万円を給付】髙儀(新潟県三条市)が三条市立大学の学生へ奨学金、高橋社長「将来のために有効活用を」
三条市立大学(新潟県三条市)は7月13日、奨学金「髙儀スカラシップ」の認定式を取り行った。同奨学金は地元企業の株式会社髙儀の寄付金を財源としたもので、同社の高橋竜也代表取締役社長は「モチベーションを高く持ち、自分自身で使い道を決めて、今と将来のために有効に使ってほしい」と奨学生たちへの応援を込めながら認定証を手渡した。
三条市立大学では、「髙波龍風奨学金」「髙儀スカラシップ」「三条市諸橋轍次博士奨学金」の3種の奨学金制度を用意している。いずれも給付額は年額48万円。「髙儀スカラシップ」は入試の成績や前年の成績などを元に各学年から4人を選定する。
13日の認定式には1年生から3年生の計10人(2人は授業のため欠席)が参加。髙儀の高橋社長から代表の学生へ認定証を手渡した。
高橋社長は「奨学金は金銭的なサポートであると同時に、時間的なサポートでもある。(奨学金の)月4万円分を時給1,000円のアルバイトに換算すると、月40時間。勉強以外にも読書やボランティア、友達と何かをしたり、家族の手伝いをするなど、色々なことができる。手に入れた時間の使い道は問わない。ぜひモチベーションを高く持ち、自分自身で使い道を決めて、今と将来のために有効に使ってほしい」と奨学生たちへ語りかけた。
アハメド・シャハリアル学長も奨学生たちへ「貰う喜びよりも、与える喜びのほうが大きい。高橋社長もそう感じていると思う。(奨学金という形で)恩をいただいたら、その恩を社会へ還元できるような、『与える人』になってほしい」と期待の言葉を贈った。
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