【共生社会の実現に向け】デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)所属のパラアスリート池田樹生さんが新潟オフィスで講演、「お互いの当たり前を認め合う社会を」(新潟市中央区)【動画あり】
デジタル広告を主力とした総合デジタルマーケティング事業を手がけるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC、東京都)の社員であり、パラスポーツ陸上競技アスリートの池田樹生(みきお)さんが7月14日、同社の新潟オフィス(新潟市中央区)を訪れ、社員向けの講演を行った。
池田さんは1996年生まれの27歳。左手、右足、右腕に先天性の障害を持つ。2019年にDACに入社した池田さんはDACの社員として働く傍ら、パラスポーツ陸上アスリートとして活動しており、400メートルの日本記録保持や世界大会でメダルを獲得するなどの成績を納めている。
DAC新潟オフィスで行った講演会は、7月15日からデンカビッグスワン(新潟市中央区)で開催される陸上競技大会「実業団Premium Challenge Games in Niigata」への出場のために池田さんが来県したことに合わせて開催したもので、パラアスリートとしての自身の歩みや義足について、また社会における障害者との接し方についてなどを語った。
講演の中で池田さんは、「今後みなさんが生活していく中で、街中で義足の人を見かけたり、関わる人がもし義足になってしまったりしたときどういった対応をしたらいいのか、どのような考え方を持っておくべきかなどを深めていけたらと思う。共生社会の実現に向けて、お互いの当たり前を認め合いながら一つの解を作り上げていけたら」と語った。
講演後には、池田さんが片足だけでハードルを飛び越えるパフォーマンスを行い、参加者が驚くほどの脚力を披露したほか、用意された体験用の義足を参加社員が装着して歩行する義足体験を行った。体験した社員は、「ちょっとこわい」や「初めての感覚」などの感想が聞かれた。
池田さんの講演後、参加した社員に対してDAC取締役の貞岡裕達(ひろたつ)常務執行役員は、「(池田さんは)日常生活はほとんど問題なく我々と変らない。障害があるから、義足があるからといって何か特別な配慮をする前に、一人の人間なんだということを大前提に考えていただく、そんなきっかけになればと思う」と話した。
DACは持続可能な開発目標SDGsやダイバーシティ・マネジメント(多様性)への取り組みに力を入れており、現在全社では障害を持つ社員が30人いるという。池田さんが出場する「実業団Premium Challenge Games in Niigata」には、メインパートナーとして協賛している。
なお、同大会は「一般財団法人新潟陸上競技協会」公式YouTubeチャンネルにてライブ配信される予定となっている。
【関連サイト】
「一般財団法人新潟陸上競技協会」公式YouTubeチャンネル
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