【長岡新聞】市民の思いをひとつに みんなで上げようフェニックス 協賛金募金箱を開封 長岡花火財団
今年も8月2日、3日に長岡まつり大花火大会が開催される。同大会では2004年に発生した中越地震の翌年に「震災復興祈願花火フェニックス」が打ち上げられている。2006年からは「復興祈願花火フェニックス」として、長岡の夜空を彩っている。
募金活動も開始
一般財団法人長岡花火財団(高見真二理事長)では、リバーサイド千秋「アピタ」の1階フロアーに三尺玉サイズの「フェニックス花火協賛金募金箱」を通年設置している。
7月2日には、同財団のフェニックスボランティア部会が募金箱の開封セレモニーを行った。箱の中には、フェニックス打ち上げに賛同した市民などから総額22万277円の熱い思いが詰まっていた。
今年も今月から、同施設で長岡造形大学の学生ボランティアとNPO法人ネットワーク・フェニックスのメンバーによる募金活動が始まっている。昨年は新型コロナの影響で大きな声が出せないため、CDの声でお願いを流していた。しかし、今年は新型コロナも5類に移行。大きな声で協賛を呼びかけることができると、参加者は笑顔で喜んでいた。
ネットワーク・フェニックスの大原邦夫代表理事は「このフェニックス花火は、市民の皆さん1人1人の協賛で打ち上がるということを広く伝えていきたい。募金金額も大切なことだが、まずは、『みんなで上げようフェニックス』のスローガンを認知してもらいたい」と協力を呼びかけた。
今年の大花火大会は、昨年度と同規模の開催を予定しており、雑踏事故防止の観点から昨年に引き続き、全席有料観覧席とした。また、必要な感染対策を行うとともに、熱中症予防対策への協力も呼びかけている。
【長岡新聞 2023年7月13日号】