阿賀野川災害復旧助成事業竣工式
平成23年7月に発生し記録的な大雨となった「新潟・福島豪雨」で被災した阿賀野川流域の県営河川工事(災害復旧助成事業・河川災害復旧等関連緊急事業)が完工となり、3月5日、東蒲原郡阿賀町の「道の駅・阿賀の里」で合同竣工式が執り行われた。
式典には米山隆一県知事をはじめ、黒岩宇洋、漆原良夫、斉藤洋明各代議士、森ゆうこ、塚田一郎各参院議員ら国会関係者、流域の市町村議員などが顔をそろえた。
「平成23年7月・新潟福島豪雨」は広域に甚大な被害をもたらしたが、ここ阿賀野川流域でも床上浸水263戸、床下浸水219戸、浸水面積18.1haに及ぶ被害があった。これを受け県では上流の吉津・川口・白崎・中ノ沢工区においては災害復旧助成事業(助成事業)、下流の咲花・石間・石戸・取上・岩谷工区においては河川災害復旧等関連緊急事業(復緊事業)とし、築堤、護岸設置、河道掘削・拡幅など上下流一体となった事業を実施してきた。
主催者を代表して米山県知事は「被災から5年の月日を経て、多くのご来賓をはじめ関係者の出席のもと竣工式を行うことができるのは大きな喜び。これもひとえに被災直後から早期復旧に理解と協力をいただいた地域の皆さまと尽力いただいた国、県市町村議員、国土交通省はじめ工事に関わった皆様の努力の賜物。今後とも災害に強い安全安心な県土の実現に向けて取り組んでいきたい」と式辞を述べた。