【妻有新聞】「面白いインターを。君たちのインターだ」高規格道・十日町道路、地元水沢中学生に呼びかけ

水沢地区振興会・川田会長からアイデアの要望を受ける水沢中生徒

十日町インターチェンジを地域振興の核に—。高規格道・上越魚沼地域振興快速道『十日町道路』の実現への機運が高まっているなか、仮称・十日町インター周辺に「道の駅」設置の検討がスタート。実現に取り組む『水沢地区インター推進協議会』(会長・川田一幸水沢地区振興会長)では、水沢中(上重哲史校長、生徒86人)と共同で十日町インターや道の駅を中心にした夢づくりに取り組む。全校生徒は夏休み期間中に構想を練り、9月8日に企画案を発表し合う予定だ。

水沢中では19日、『上沼道十日町ICに係る全校総合授業』を開き、生徒たちは北陸地方整備局長岡国道事務所や十日町市建設部などから十日町道路の建設計画や「道の駅」の概要など説明を受けた。このなかで川田会長は「このインターは面白いとなれば人は集まる。そうしたインターをめざし地域振興の核にしたい。完成すれば君たちの時代。10年、20年後を見据え、ぜひ面白い発想を寄せていただきたい」と要望。

生徒たちは「私たちのアイデアが形になればうれしい。十日町インターからの魅力を水沢中から発信したい」などと話していた。生徒たちは構想を夏休みの課題として取り組み、縦割り班でまとめるなどして9月8日に発表する予定だ。

十日町道路は供用開始している八箇峠道路・八箇インター(仮称)から国道117号、JR飯山線を超えて信濃川を渡河し、対岸の高島地域・北鐙坂地域に至る全長10.8㎞。総事業費は620億円を見込んでいる。

このうち十日町インター、道の駅は小黒沢地区を予定し、全体で3.7haに『物産直売所・レストラン・観光案内所・駐車場』(約1万平方m)『公園・屋外レクリエーション(オートキャンプエリアなど)』(約1万平方m)『防災活動拠点(駐車場・ヘリポート兼用芝生広場・備蓄倉庫など)』(約1万7,000平方m)を整備する計画だ。

 

妻有新聞 2023年7月22日号】

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