【負債総額約7,200万円】農産物生産・販売などの桔梗屋(新潟県津南町)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、農産物の生産・加工・販売を行なっていた株式会社桔梗屋(新潟県津南町、設立2016年4月21日、資本金200万円、阿部正樹社長)が7月6日に新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。申請代理人は砂山雅人弁護士(砂山法律事務所、新潟県長岡市)、破産管財人には小村隆弁護士(小村法律事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は約7,200万円。
桔梗屋は津南町内にてキャベツ、スイートコーン、ズッキーニ、人参、イチゴなどを栽培し、水稲農業も併営していた。
大規模農業経営を志向していたとされるが、当初想定の売上が確保できず、経費先行で採算確保に苦慮していた。また、新型コロナウイルス感染拡大後は、外食産業向けなどの需要が落ち込み、厳しい業況に置かれていたもので、先行きの見通し難から事業継続を断念し、今回の事態となった。
なお、新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは106件目となる。